2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読了リスト

風の大陸 第十四部 渦/竹河聖/富士見ファンタジア文庫 風の大陸 第十五部 奔流/竹河聖/富士見ファンタジア文庫 風の大陸 第十六部 水晶/竹河聖/富士見ファンタジア文庫 風の大陸 第十七部 遺産/竹河聖/富士見ファンタジア文庫 楽園の魔女たち〜賢者からの手…

秋田禎信×中川いさみ「誰しもそうだけど俺たちは就職しないとならない」公式サイトOPEN

http://www.toenta.co.jp/dare/index.html ……このご時世にあんまり意味がなさそうなFLASHと、pdfっていう配信方式はどうなんだろう、とか。第一話無料配信は2月15日まで。一話配信終了と同時に二話が配信されるとするなら、月2回更新ってことでいいのかしら…

肌色一色の雑誌と、ぱんつ付き文庫

HJ文庫及びキャラの!で書いている作家の人が連載を止めるらしい。主な理由として、雑誌の編集方針が初期とは変わってきたこと(誌面が肌色一色とか。これは、雑誌の表紙、或いは「Novel Japan」⇒「キャラの!」っていう表紙タイトルの変更だけ見てもどうい…

2月の文庫・コミック発売予定

2/7:笹本祐一『ARIEL 02』(asin:9784022738264) 2/7:加地尚武『福音の少年(Good News Boy)放課後のアポストロス』(asin:9784199051784) 2/8:倉島圭『24のひとみ(5)』(asin:9784253211956) 2/15:川崎康宏『ガッツ&ブラッド 蒸気帝国騒動記』(asin:9784…

ドラゴンマガジン20周年記念号を読む

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2008年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2008/01/30メディア: 雑誌 クリック: 21回この商品を含むブログ (9件) を見る ろくごまるにがコメント寄せてて一安心。生きててよかった。ひさいちよしきとの合…

「篤姫atsuhime」が「松来未祐matsukimiyu」に聞こえる声オタ的空耳。 有川浩がメディアワークスから出してるハードカバーって、どこで文庫化されるんだろう。電撃文庫でイラストなしの発売?それとも角川文庫辺りになるのかな? 紀伊國屋新宿店、『私の男』…

聖母の部隊/酒見賢一/ハルキ文庫

表題作の中篇及び、「ハルマゲドン・サマー」「地下街」「追跡した猫と家族の写真」といった短編を収録。内、「追跡した猫と家族の写真」は文庫収録時に追加されたものなんで、手に入ったのが単行本版だった自分は未読。中国を舞台にした歴史小説で有名な著…

恋する女たち/氷室冴子/集英社コバルト文庫

何かちょっとショッキングなことがある度に自分のお葬式をやりたがり「海のトリトン」の封筒と便箋で友人を呼びつけるお嬢さまとか、10代から40代まで様々な女体の美しさを崇拝して、興奮してくるとその素晴らしさについて誰彼構わず熱弁する女子美術部員と…

ドラゴンマガジン、リニューアルと同時に隔月刊に

http://d.hatena.ne.jp/moonphase/20080128#p8 DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2008年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2008/01/30メディア: 雑誌 クリック: 21回この商品を含むブログ (9件) を見る 昭和を越え、20世紀をも遥かに越え…

歴史が変わった、かもしれない瞬間

第3回ファンタジア長編小説大賞二次選考落選:上遠野浩平『朱金色の死神』 第1回ソノラマ文庫大賞最終選考落選:上遠野浩平『スーパーマジック・ハイパーマシン』 (冥王と獣の原型?) 第8回ザ・スニーカー小説大賞コンテスト佳作:上遠野浩平『D・S』『必…

コバルト文庫の累計発行部数トップは、『ジャパネスク』でも『炎の蜃気楼』でも『マリみて』でもなく、赤川次郎の『吸血鬼』シリーズだった

吸血鬼はお年ごろ (吸血鬼はお年ごろシリーズ) (コバルト文庫)作者: 赤川次郎,長尾治出版社/メーカー: 集英社発売日: 1981/12/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る というのを『ライトノベルめった斬り』で知った時(つまり2004年12月時点の…

いたる絵とそれがアニメになった際のキャラデザ比較

キャラデザの人とその回の作画監督の人の名前込みで調べてみた。ちゃんとした資料に当たってるわけじゃないので間違いがあるかも。特に作監の人。 ONE〜輝く季節へ〜 原作/1998 TripleX全年齢版/佐藤淳/柴山知寛/2001 ARMS18禁版/佐藤淳/小林哲也/2003 やっ…

魔道士協会/魔術士同盟/魔術師組合。魔法使いや魔術師といった存在が隠者でなくなっていく過程。 角川お家騒動についてまとめた本、ってどっかにないかなあ。 ヘンリー・ダーガーが現代に生きる人で、PC使って創作活動していたなら、「俺が死んだらHDDのデー…

犬神家の一族

OPテロップの黒背景に白の極太明朝書体がGAINAX。そういえば市川昆って庵野秀明が尊敬してたっけ。 「東京ブギウギ」が劇中の年代に古いのかどうか分からない。 信州に一代で財を築き上げた巨人の死。遺産相続にまつわる骨肉の争い。次々と巻き起こる殺人。…

天体戦士サンレッド(6)/くぼたまこと

口絵の筋肉むきむきレッドさんがかっこいい。 アーマータイガーの隣に住んでるおっさんの、単にうるさいと壁をどすどす叩くというだけの気難しい人、という印象が、最後にちょっとした気遣いを見せることで和らぐ。でも、その後間髪入れず「ひと眠りするから…

アンバランスな放課後/赤川次郎/双葉文庫

ドラゴンマガジン創刊号から連載されたものの、ファンタジア文庫ではなく、何故かカドカワノベルスのほうに収録された作品。閉鎖的な女子高に転校してきた主人公がひょんなことから生徒会会長選挙で学園のリーダー的な存在であるお嬢さまと対決することにな…

高野聖・眉かくしの霊/泉鏡花/岩波文庫

文章のテンポが素晴らしい。

ラヴクラフト全集1/H・P・ラヴクラフト 宇野利康:訳/創元推理文庫

「インスマウスの影」「壁の中の鼠」「死体安置所にて」「闇に囁くもの」収録。全部読んでいくのが億劫なので、とりあえずクトゥルーもののみ手をつけていこうと決める。神坂一『ロスト・ユニバース』の巻毎のタイトルってそれっぽいよね。「妖夢蠢く」とか…

楽園の魔女たち〜七日間だけの恋人〜/樹川さとみ/集英社コバルト文庫

3巻目。ここまで来てまだ作品との距離感が掴めてない。自分とセンスの合わない庭師が手入れしてる木を見てるみたいだ。省略するところ、しないところの判断がどうにもちぐはぐ。どうしてそういうことになるのか、をこっちが納得できていないうちにとっとと次…

ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん/新井輝/富士見ミステリー文庫

いつも通り、変人は変人だから大変だねえという話。変人と言えば、この短編集では携帯電話を持っていない人間、というのがそう珍しくもない存在として登場しているのだけど、この話の初出時で既にそういう人って結構な変わり者じゃなかったのかしらん。

ストロベリー・パニック!(1)/公野櫻子/電撃文庫

2006年にアニメ化もされたメディアミックス企画の、原作者によるノベライズ。まあ、フツー。お話としては1巻で綺麗に纏まってるとは思う。一人称が自分の下の名前の女の子を語り手とするのはきついかとなとも思ったけど、それほどでもなかった。

怪男児/夢枕獏/日本出版社Excel Novels

童貞力、という俗語がある。 字義通り、男が性に目覚めてから童貞を喪うまでの期間において、創作活動や体育活動に対して、童貞だからこそ発揮される力のことだ。 それは、特にエロ漫画家なぞに顕著で、彼の描いているものから、ふっ、と女への駆り立てられ…

風の大陸 第十七部 遺産/竹河聖/富士見ファンタジア文庫

ただホモでインセストなだけの親馬鹿かと思われていた皇帝だけど、親馬鹿には親馬鹿なりの根拠があった模様。まあだからといって親馬鹿であることには変わりないんですが。

童貞としての宮沢賢治/押野武志/ちくま新書

なんという扇動的なタイトル。『電波男』の隣にでも並べたら売れるかもね。『上弦の月を喰べる獅子』繋がりで手を出したのだけど、うーん。言いたいことは分かるのだけど、なんというか、主張が先行して論理展開を急ぎ過ぎてる感があって、ちょっとついてい…

楽園の魔女たち〜とんでもない宝物〜/樹川さとみ/集英社コバルト文庫

二本立て。せっかく女の子4人のコミュニティを作ったのに、ここでいきなり異邦者を出すのかー。まあ、出し惜しみしないのは美徳かもしれない。それ以外はやっぱりまだ引っかかる部分が幾つかあるので、評価保留。 そういえば、今回本文イラストがないのは何…

赤毛のアン/L・M・モンゴメリ 松本侑子:訳/集英社文庫

なんだか、浮き沈みの激しい性格と口調が、いちいち『放浪息子』のさおりんと被る。アッパーとダウナーで、対極的ではあるけれども。2巻でさおりん自らにとりんを「腹心の友」と呼んで本文を引用してたし、その記憶がまだ新しいからだろうか。あるいは、さお…

老人と海/ヘミングウェイ 福田恒存:訳/新潮文庫

何度も繰り返される「あの子がいてくれたらなあ」「朝になったら食べるんだ」等の独り言。老人の悲哀。それとは対照的に、獲物に襲い掛かる鮫相手に見せる、意外、というかあそこまで来たらほとんど超人的としか思えない強さ。本文が終わった後に、人知れず…

密会/安部公房/新潮文庫

それにしても、べらぼうな音の氾濫だった。追従、怒り、不満、嘲笑、ほのめかし、妬み、ののしり……そして、それらのすべてにちょっぴり染み込んでいる猥褻さ。とくに囁き声というやつは、便器にまたがった下半身の形にそっくりだ。疚しさが好奇心のマスクを…

慶応四年のハラキリ/夢枕獏/集英社文庫

『仰天文学大系』の改題。「上段の突きを喰らう獅子」「わたくし未婚の地の文でございます」「極限の不快指数」「慶応四年のハラキリ」「異邦人」を収録。 「上段の突きを喰らう獅子」は、星雲賞受賞作「上弦の月を喰べる獅子」のパロディ。この作品では螺旋…

大いなる助走/筒井康隆/文春文庫

桜庭一樹繋がりで直木賞関連に触れる機会がここしばらく多かったので、手を出してみた。面白かった。『少女小説家は死なない!』といい、自分はこういう業界物に弱いのかな。ちゃんとドタバタ喜劇のエンターテインメントになってるのが凄い。これが文藝春秋…