2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

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もう秋だしね。美術的なセンス皆無なので、他人様のそれを借用できるってのはほんっとーに有り難い。

今月の読了リスト

A君(17)の戦争(1) まもるべきもの/豪屋大介/富士見ファンタジア文庫 ぼくらは虚空に夜を視る/上遠野浩平/徳間デュアル文庫 趣都の誕生 萌える都市アキハバラ/森川嘉一郎 赤×ピンク/桜庭一樹/ファミ通文庫 ARIEL(1)/笹本祐一/ソノラマ文庫 わたしは虚夢を月に…

エンジェルハウリング(3) 獣の時間 from the aspect of MIZU/秋田禎信/富士見ファンタジア文庫

ミズー編第2章。相変わらずミズーは陰鬱で盛り上がれない展開が続く。ウルペンとの戦いとか燃えるアクションも書けるのに、どうにも構成がうまくないような気がする。なんでそれをクライマックスに持ってこないんだ……やっぱりこっちに比べるとフリウ編は連載…

ヴァンパイヤー戦争(1) 邪神ヴァーオウの復活/笠井潔/角川文庫

せっかくだから新しい武内御大の方じゃなく古い天野喜孝絵の方を選ぶぜ! えーなんか友人が酷評してたんで読んでみたくなったんですが、そこまで言うほどの地雷ではないかと。講談社から出てる新装版の帯にもあるように奈須きのこが絶賛(お返しかどうか知ら…

悪魔のミカタ(2) インヴィジブルエア/うえお久光/電撃文庫

ううううううん……ある読者にとっての長所がある読者にとっては短所になりうる、といういい例。あの谷川流や西尾維新ばりにエロゲくさい文体は嫌いじゃないんだけどやり過ぎられるとウザい。勢いがあるというのは認めるけど、それは裏を返せば粗が目立つとい…

ハーモナイザー・エリオン 借金だらけの魔法使い/吉村夜/富士見ファンタジア文庫

ファンタジア長編小説大賞を「レスト&ハーウィン」で受賞してその独特なメルヘン(それもその筈童話作家とラノベ作家、二足の草鞋を履いておられます)とSFの混じった話に期待してたんだけど、売れなかったのか同シリーズが打ち切られてしまい、「ああ、この…

カイルロッドの苦難(2) 出会いは嵐の予感/冴木忍/富士見ファンタジア文庫

ううーn……なんつうか可もなく不可もなく。ウリになるほどの不幸を主人公が背負ってるとも思えず。いや十分不幸だけどさ。 ところでこのタイトル、1巻と勘違いして紛らわしいです。

エンジェルハウリング(2) 戦慄の門 from the aspect of FURIU/秋田禎信/富士見ファンタジア文庫

フリウ編第1章。基本的にこっちの方が微妙に読みやすい、ような気もする……ドラマガ連載分でミズー編に比べて章毎に起伏があるから?単に性格がややアレだった序盤のミズーに比べてフリウの方がややコミュニケーション能力があるから?スィリーの存在のおかげ…

パンツが見える。 羞恥心の現代史/井上章一/朝日選書

今の男性はパンツが見えると喜び、女性は見られると恥ずかしがるけど、昔はパンツどころか着物の下に何も履いてなかったから度々陰部すら見えたんだよ、下着が見えることを男性が喜ぶようになったのは色んな経緯があったんだよ、ということを約400ページかけ…

インストール/綿矢りさ/河出書房

男子小学生×女子高生。ショタ趣味を持つ主人公がいつ少年に襲いかかるのかとハラハラしました。 うーんこれなら「蹴りたい背中」の方が面白かったかなあ。チャット云々の描写もイマイチ。後半に行くにしたがってなんだかパワーダウンしていってる気がしまし…

エンジェル・ハウリング(1) 獅子序章 from the aspect of MIZU/秋田禎信/富士見ファンタジア文庫

10月に最終巻出るまでに読み直し。あーやっぱこの言葉遊びっぷりがたまらん。この世界観も終わらせるには惜しいなあ。信者全開。うひょー。ちなみに秋田節の程度では 閉鎖のシステム>ひとつ火の粉の雪の中>エンジェルハウリング>オーフェン東部編>オーフェン…

あなたは虚人と星に舞う/上遠野浩平/徳間デュアル文庫

ナイトウォッチシリーズ最終巻。つってもこのシリーズ自体が世界観はかろうじて同じだけど舞台も時代もキャラも巻毎に違うので、シリーズ全体通しての「完結編」とはあんまし呼べない。あくまで最後にこの巻が回ってきたってだけ。それぞれ2chで言われてる通…

新本格魔法少女りすか/西尾維新/講談社ノベルス

買ってからずっと積んでたんだけど、周囲から「主人公がウザくて破り捨てたくなった」等の酷評というか罵倒ばかりが噴出してこれ以上積んだらもう読まないだろうなーと思って読んだ。あーこりゃ確かにウザいわ。明らかに作者もそういうキャラとして(フルバの…

ロードオブザリング 王の帰還

今さらですがー。やっぱり泥の匂いがするファンタジーはいいね。気に入ったのは狼煙が次々と伝達されてくシーンと、敵が投石器でもって死体の首を飛ばすシーン。素敵ー。史実で実際そんなことあったのかなあ。民明書房とかに載ってそう。キャラではガンダル…

定本 物語消費論/大塚英志/角川文庫

80年代末に大流行した「ビックリマンチョコレート」から、人々は=個々の商品としての物語の向こうに見える大きな物語>=世界観?を求めているのだ、とした一冊。同作者の「キャラクター小説の作り方」はジャンルへの私の思い入れが強かったせいと、娯楽を通じ…

ビートのディシプリン SIDE3/上遠野浩平/電撃文庫

今まで上遠野作品に登場したキャラがオールスター勢ぞろいしてバトルロイヤル!ファミコンジャンプかよ。最近の同作品の楽しみの大部分をクロスオーバーに見てる私として大変面白かったです。でもMPLSはやたら抽象的で詳細が曖昧な能力が多いから、一堂に会…

ストラグルフィールド 鏡の中の戦魔/榊一郎/ファミ通文庫

作者がまだアマチュアの頃に同人で書いてた作品。今でも同人活動は続けてるらしく何度かコミケでも見かけましたが、買ったことはないなー。 雰囲気は最近の榊作品にない重さがあり、文章も「……」多用やなんでもない単語にカタカナのルビ振ったりという癖がま…

わたしは虚夢を月に聴く/上遠野浩平/徳間デュアル文庫

上遠野浩平の「ナイトウォッチ」シリーズ第2弾。というかむしろ「VSイマジネーター」外伝。なんつったって話を閉じる前に記してある英字タイトルが「VS Imaginator Part Ⅳ」ですから。ここまで開き直られるといっそ清々しい。そういや本家ブギーは「エンブリ…

赤×ピンク/桜庭一樹/ファミ通文庫

たかはししんの表紙で知ったものの「キャットファイト」という題材で少し引いてずっと手を出してなかった作品。読んでみて、どうしてもっと早くこの作品に接触しなかったのかと後悔した。世間で息苦しい思いをしながら生きている女性3人の感情をあんましラノ…

ARIEL(1)/笹本祐一/ソノラマ文庫

完結記念、というわけではないけど読み始めました。さすがに新鮮味を欠くけど、ここ最近読んだ古典ラノベの中では結構面白いです。日本の各所をとことん壊しまくるあたりが痛快。スレイヤーズの反動でこういうのはもう読めないかとも思ったけど。3人娘が博士…

モデム

本格的にご臨終召されたっぽい。

趣都の誕生 萌える都市アキハバラ/森川嘉一郎/幻冬舎

ヴェネチア・ビエンナーレなるもので海外にオタの恥ずかしいところを晒そうとしたり、色々忙しい人。オタには少なくとも村上隆ほどには嫌われてないと思いますがどうなんだろ。つうかこの人エヴァの謎本なんて出してたのか。今さら読む気になれんけど。 最近…

ぼくらは虚空に夜を視る/上遠野浩平/徳間デュアル文庫

何故かリアルで俺を知ってる人には誤解されることが多いんですが、実は俺はかどちんをそんなに好きというわけではありません。文章もそんなうまいとは思えないし、キャラも織機綾以外はあんまし魅力を感じるわけでもないし……ブギーポップは好きだけど、正直…

A君(17)の戦争(1) まもるべきもの/豪屋大介/富士見ファンタジア文庫

前半は崩した文体が小馬鹿にされてるような気がしてウザかったけど、後半はそういうノリが抑えられてて素直に楽しめました。 主観だけど、薄っぺらいオタクネタとラノベを馬鹿にするような姿勢は受け入れられず。特に後者。多くは語らないけど、オタクは自虐…

現在の積読

ヴァンパイヤー戦争(1)/笠井潔 おいしいコーヒーのいれ方 キスまでの距離/村山由佳 R.P.G/宮部みゆき インストール/綿矢りさ 導きの星(1) 目覚めの大地/小川一水 君にしか聞こえない CALLING YOU/乙一 ぼくらは虚空に夜を視る/上遠野浩平 クビキリサイクル …