ヴァンパイヤー戦争(1) 邪神ヴァーオウの復活/笠井潔/角川文庫

ヴァンパイヤー戦争(ウォーズ)〈1〉吸血神ヴァーオゥの復活 (角川文庫)


せっかくだから新しい武内御大の方じゃなく古い天野喜孝絵の方を選ぶぜ!
えーなんか友人が酷評してたんで読んでみたくなったんですが、そこまで言うほどの地雷ではないかと。講談社から出てる新装版の帯にもあるように奈須きのこが絶賛(お返しかどうか知らないけど「空の境界」の解説は笠井潔が書いてた)してたんで、月姫とかそこらへんのもっとアレくさい伝奇を期待してたらCIAとかKGBとかムー大陸とかしまいには宇宙人まで出てきたのにはちょっとあれーっ?って感じですが、まあそこら辺は伝奇ってものに対する私の勝手な思い込みだったんで別に。でも、やっぱり古臭さは免れず。スプリガンとかオカルト+アクションな漫画を読んでた中学校時代に知ってればハマったかも。会った女と片っ端からやりまくる主人公は「ラグナロク」を思い出しました。そういや、必然性のあんましないエロって点では型月のゲームと似てるかも。つうか1巻で大風呂敷を広げに広げてるんですが、これから先どうなるんだろうなぁ……