2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

θ 11番ホームの妖精/籘真千歳/電撃文庫

東京駅上空2200mに浮かぶホームに白い狼と住む駅員の少女を主人公とする……えーと、なんだろうねこれ。SF要素が強いハードコア『ARIA』?とか言ったら色んな人に怒られそうだ。多分読者層を意識したんであろうサービスシーンが浮いてる気がした。

左巻キ式ラストリゾート/海猫沢めろん  原作:ぴぃちぐみ/パンプキンノベルズ

それまでのジュブナイルポルノの枠を大きく打ち破る文体・演出などで話題になった作者の小説デビュー作となるミステリー小説。メタフィクション。なんでも本人がDTPデザインも担当したとか。どうにもこうにも合わなくて途中で挫折した。現在では純文学雑誌な…

さよなら、いもうと。/新井輝/富士見ミステリー文庫

交通事故で死んだ妹が、「おにいちゃんと結婚したい」という未練のために生き返った。王道、のはずなのに『ROOM NO,1301』と同様の生理的な違和感がちらほら出てきて楽しめなかった。

シナオシ/田代裕彦/富士見ミステリー文庫

同作者の『平井骸骨』に比べれば、キャラクターがテンプレではなく、作者のやりたいことを全開でやってるなあ、という感じがした。TS物としては見所ナシ。

ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ/尾関修一/富士見ミステリー文庫

第6回富士見ヤングミステリー大賞佳作。一つの屋敷で起こる、三つの時代にまたがった物語。 富士ミスから出たにしては真っ当なミステリー?ホラー?というのが世間の評価みたい。個人的には特に惹きつけられるものがなく、斜め読み。これはもう完全にこっち…

理由あって冬に出る/似鳥鶏/創元推理文庫

友人の女の子に頼まれた主人公が、芸術棟に出るという幽霊の調査をする。第16回鮎川哲也賞佳作入選作。創元でライトノベル的、というので勝手に米澤穂信みたいな感じを想像していたんだけど、あそこまで読みやすくはなかった。

センチメンタル・センシティブシリーズ 歌の降る惑星/菅浩江/角川スニーカー文庫

超能力SF物。菅浩江の初スニーカー。だからかどうか分からないけど、ソノラマの諸作と比べてもキャラクターが前面に出ていた。そして自分はこの人のキャラクターに魅力を感じたことってあんまりないんだよな。なので評価も推して知るべし。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない/伏見つかさ/電撃文庫

容姿端麗成績優秀運動神経抜群。雑誌モデルもこなし性格を除けば完璧……と思われていた俺の妹が、妹属性の隠れエロゲオタだった。最初見た時はパッケージングが今までのラノベにない新鮮な感じでそれが受けてんのかなあと思ってたんだけど、勢いがあってフツ…

青春時計/森橋ビンゴ・川上亮・緋野莉月/富士見ミステリー文庫

ある少女の「学校の時計塔を修理したい」という願いを2人の少年が聞き届け、協力する。3人の視点を3人の作家がそれぞれ描く青春小説。執筆形態に比べ、中身は特に奇の衒ったものではない。男どもが水面下で牽制し合ってるのに女は今はもうこの世にいない人の…

4月の読了リスト

うさ恋/野村美月/ファミ通文庫 うさ恋(2)/野村美月/ファミ通文庫 うさ恋(3)/野村美月/ファミ通文庫 うさ恋(4)/野村美月/ファミ通文庫 うさ恋(5)/野村美月/ファミ通文庫 ゼロの使い魔(11) 追憶の二重奏/ヤマグチノボル/MF文庫J ゼロの使い魔(12) …

サザエさん「穴子さんがパパに」 「明日はヒオシガリ」 「男の手料理」

アナゴさんに子どもが出来るかも、ということにえらく驚いたが、考えてみればマスオと同期っぽいしいなくても不思議じゃない年齢なんだよな……。若本声に騙されてる。 女性陣が留守かなんかで波平とマスオが手料理を作り始めるんだけど料理酒で酒盛りを始めて…

咲-Saki- #4「翻弄」

ますみん登場。麻雀しながらメシ喰ってる描写があって、「邪魔にならないなら食えないほうがおかしいだろ」と打ち手の人はのたまってたのだけど、他のテーブルゲーなんかでもそれが普通なんだろか。 サンドイッチくらいの間食を口にするとかじゃなくて出前取…

ズッコケ愛のプレゼント計画/那須正幹/ポプラ社ズッコケ文庫

小学校最後のバレンタイン。なんとかして女子にチョコを貰おうと奮闘するハチベエに、洋菓子店主催のチョコレート菓子教室の審査委員の話が飛び込んでくる。 シリーズ完結間近らしいお話とキャラクターの心情。しかしもうすぐ卒業だからせめて最後くらいは………

ミミズクと夜の王/紅玉いづき/電撃文庫

第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作。挿絵が一切なく、表紙もキャラ絵じゃない。内容的にも一般人にオススメ!的に話題になっていたけど、うーん……。ファンタジー小説としての世界の描写、キャラクターの魅力、そういったとっかかりがまるでなかった。某所で…

イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。/沖永融明/富士見ミステリー文庫

17歳のデビュー作。第6回富士見ヤングミステリー大賞受賞。絵本作家の兄と白血病の妹の話。第一印象でまたコレ系かーとげんなりしてしまったが、そんなにアレ系のうざったさもなく、ぐいぐい読まされた。が、ラストはちょっと受け入れられなかった。なんとい…

冬の巨人/古橋秀之/徳間デュアル文庫

終わりのない冬。果てしない凍土。止まることなく歩き続ける「ミール」と呼ばれる巨人。その背に建造された都市でしか生きられない人々。そこに住む少年と、外界からやってきた少女の出会い……。圧倒的なイメージ。こういうのが自分の求めるファンタジーなん…

ラブ☆ゆう(3)/七月隆文/集英社スーパーダッシュ文庫

ロザリーは学校に通い出し、FF4のリディアっぽいロリ召喚士も登場。お姉ちゃんやツンデレと違いはっきりと目的を持って主人公に近付いてくるリディアもといナギサに周囲は引っ掻き回される。また主人公と同じく空想を現実に出来る能力を持つ人たちが大量に出…

赤いくつと悪魔姫/清水マリコ/B`s-Log文庫

清水マリコ女性レーベルに初の進出。赤いくつを手に入れると異人さんが連れていってくれる。そんな都市伝説にまつわる話。中性的な美少女主人公を中心に妖しげな兄弟が配置された逆ハーレム。 怪しい雰囲気は十分に出てたけど、お話の中だけで盛り上がってる…

ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる/ヤマグチノボル/角川スニーカー文庫

同一世界で別の国、別のキャラクターを扱った小説版。少年誌的スポ根と戦争とレズ。主人公が日本から来た少女というのは一緒。空戦描写は結構惹きこまれるところがあった。ガチレズ具合は期待してたほどでもなかったかな。

おと×まほ/白瀬修/GA文庫

女装魔法少女、という設定による一転突破型。一応その手のイベントのお約束は大体挿入されていて、その点で言えば『ぼくのご主人様!』『先輩とぼく』辺りに比べ肩透かしはなかったけど、文章がこなれてないのが辛かった。

エイリアン怪猫伝/菊地秀行/ソノラマ文庫

『エイリアン』シリーズの5作目。NTRスレ経由で読んだけど、そちらはこの作者にしてはそれほどでもなかった。むしろヒロインの奔放さとか、佐賀の情景、旧家に絡みつく因縁といった辺りに惹かれた。『インベーダー・サマー』もそうだったけど、この人の地方…

VOICE/市川拓司/アルファポリス文庫

NTRスレ経由。高校生の主人公はヒロインの心の声が聞けるようになり、世間とうまく付き合えないでいた二人はやがて距離を縮めてゆく。ところが大学進学に当たって主人公は浪人、ヒロインは上京したために遠距離恋愛に。 分かりやすくウェットな村上春樹。自…

シスタープリンセスRe Pure

12人の妹に対して兄が一人であるアニメオリジナルの「ストーリーズ」と、一組ずつ妹と兄の交流を描く原作準拠の「キャラクターズ」から構成されている『シスプリ』の第2期。1期は大量のキャラクターをさばききれなかったのか(時期的にも作画崩壊が多かった…

ラ板大賞のことなど

あの企画って、というかあの企画に限らずネット上の匿名掲示板でのやりとり全体に言えることだけど、書き込んでいるその場を少しでも離れると、誰もがもう当事者じゃなくなるんだよな。……コテハンでもつけてりゃまた別だけど。 だから、議論を掲示板内で完結…

クッキンアイドル アイ!マイ!まいん! #1〜10

NHK教育の『味楽る!ミミカ』後番。アニメと実写で食育番組。一部で今期ナンバーワンの注目作品だったんだけど、想像以上の出来。 アニメパートの中嶋敦子キャラデザ・総作監によるキャラの可愛さとか、横山智佐ボイスがN教空間に予想以上に馴染んでることと…

NOIR #1〜26

phantom放映開始記念回顧。 作画はアクションシーン含めて悪くない。まあ、あれだけ回想シーン挟めばな……。 中盤はちょっと苦しめかも。15話「冷眼殺手」とかアクション満載の回だと目に見えて辛い。トンデモアクション物に必要な説得力って作画くおりてぃー…

ヨメイロちょいす(1)/tenkla

土居坂崎の非エロ漫画(?)デビュー作。未来からやってきた主人公の娘(候補)達が、自分の存在を確定させるために母親候補達にムフフなことをさせる。ラッキースケベ漫画。この人の作風を一言で表現するなら「投げやり」「ヤケクソ」「アッパー系」「なん…

ヱヴァ破の新キャラに坂本真綾

ここで新人とかじゃなくて真綾なのかーとは思った。まあTVシリーズの時も既に人気のある人たちを集めた感じではあったけど……。庵野の少女漫画脳が少女漫画ヒロイン声優を惹きつけたとか?でもそういうことを言い出すと『カレカノ』の方がしっくり来る気が。…

富士見ミステリー文庫追悼の辞・作品編

レーベル編はこちら。 あざの耕平『Dクラッカーズ』 Dクラッカーズ〈1〉接触‐touch (富士見ファンタジア文庫)作者: あざの耕平,村崎久都出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/05メディア: 文庫 クリック: 52回この商品を含むブログ (38件) を見る 全10巻…

色々野菜ジュースを試してるけど、カゴメ野菜生活のオリジナルの奴が一番かな。他のは苦手なトマト臭がきつい。 衣替えした。が、こたつはまだ出てる。 日常生活でナチュラルに政治家答弁が口をついて出る自分が嫌になった。 モツ鍋でこの暑い夜、しかも風呂…