2009-04-30から1日間の記事一覧

θ 11番ホームの妖精/籘真千歳/電撃文庫

東京駅上空2200mに浮かぶホームに白い狼と住む駅員の少女を主人公とする……えーと、なんだろうねこれ。SF要素が強いハードコア『ARIA』?とか言ったら色んな人に怒られそうだ。多分読者層を意識したんであろうサービスシーンが浮いてる気がした。

左巻キ式ラストリゾート/海猫沢めろん  原作:ぴぃちぐみ/パンプキンノベルズ

それまでのジュブナイルポルノの枠を大きく打ち破る文体・演出などで話題になった作者の小説デビュー作となるミステリー小説。メタフィクション。なんでも本人がDTPデザインも担当したとか。どうにもこうにも合わなくて途中で挫折した。現在では純文学雑誌な…

さよなら、いもうと。/新井輝/富士見ミステリー文庫

交通事故で死んだ妹が、「おにいちゃんと結婚したい」という未練のために生き返った。王道、のはずなのに『ROOM NO,1301』と同様の生理的な違和感がちらほら出てきて楽しめなかった。

シナオシ/田代裕彦/富士見ミステリー文庫

同作者の『平井骸骨』に比べれば、キャラクターがテンプレではなく、作者のやりたいことを全開でやってるなあ、という感じがした。TS物としては見所ナシ。

ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ/尾関修一/富士見ミステリー文庫

第6回富士見ヤングミステリー大賞佳作。一つの屋敷で起こる、三つの時代にまたがった物語。 富士ミスから出たにしては真っ当なミステリー?ホラー?というのが世間の評価みたい。個人的には特に惹きつけられるものがなく、斜め読み。これはもう完全にこっち…

理由あって冬に出る/似鳥鶏/創元推理文庫

友人の女の子に頼まれた主人公が、芸術棟に出るという幽霊の調査をする。第16回鮎川哲也賞佳作入選作。創元でライトノベル的、というので勝手に米澤穂信みたいな感じを想像していたんだけど、あそこまで読みやすくはなかった。

センチメンタル・センシティブシリーズ 歌の降る惑星/菅浩江/角川スニーカー文庫

超能力SF物。菅浩江の初スニーカー。だからかどうか分からないけど、ソノラマの諸作と比べてもキャラクターが前面に出ていた。そして自分はこの人のキャラクターに魅力を感じたことってあんまりないんだよな。なので評価も推して知るべし。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない/伏見つかさ/電撃文庫

容姿端麗成績優秀運動神経抜群。雑誌モデルもこなし性格を除けば完璧……と思われていた俺の妹が、妹属性の隠れエロゲオタだった。最初見た時はパッケージングが今までのラノベにない新鮮な感じでそれが受けてんのかなあと思ってたんだけど、勢いがあってフツ…

青春時計/森橋ビンゴ・川上亮・緋野莉月/富士見ミステリー文庫

ある少女の「学校の時計塔を修理したい」という願いを2人の少年が聞き届け、協力する。3人の視点を3人の作家がそれぞれ描く青春小説。執筆形態に比べ、中身は特に奇の衒ったものではない。男どもが水面下で牽制し合ってるのに女は今はもうこの世にいない人の…

4月の読了リスト

うさ恋/野村美月/ファミ通文庫 うさ恋(2)/野村美月/ファミ通文庫 うさ恋(3)/野村美月/ファミ通文庫 うさ恋(4)/野村美月/ファミ通文庫 うさ恋(5)/野村美月/ファミ通文庫 ゼロの使い魔(11) 追憶の二重奏/ヤマグチノボル/MF文庫J ゼロの使い魔(12) …

サザエさん「穴子さんがパパに」 「明日はヒオシガリ」 「男の手料理」

アナゴさんに子どもが出来るかも、ということにえらく驚いたが、考えてみればマスオと同期っぽいしいなくても不思議じゃない年齢なんだよな……。若本声に騙されてる。 女性陣が留守かなんかで波平とマスオが手料理を作り始めるんだけど料理酒で酒盛りを始めて…

咲-Saki- #4「翻弄」

ますみん登場。麻雀しながらメシ喰ってる描写があって、「邪魔にならないなら食えないほうがおかしいだろ」と打ち手の人はのたまってたのだけど、他のテーブルゲーなんかでもそれが普通なんだろか。 サンドイッチくらいの間食を口にするとかじゃなくて出前取…