2008-01-20から1日間の記事一覧
なんという扇動的なタイトル。『電波男』の隣にでも並べたら売れるかもね。『上弦の月を喰べる獅子』繋がりで手を出したのだけど、うーん。言いたいことは分かるのだけど、なんというか、主張が先行して論理展開を急ぎ過ぎてる感があって、ちょっとついてい…
二本立て。せっかく女の子4人のコミュニティを作ったのに、ここでいきなり異邦者を出すのかー。まあ、出し惜しみしないのは美徳かもしれない。それ以外はやっぱりまだ引っかかる部分が幾つかあるので、評価保留。 そういえば、今回本文イラストがないのは何…
なんだか、浮き沈みの激しい性格と口調が、いちいち『放浪息子』のさおりんと被る。アッパーとダウナーで、対極的ではあるけれども。2巻でさおりん自らにとりんを「腹心の友」と呼んで本文を引用してたし、その記憶がまだ新しいからだろうか。あるいは、さお…
何度も繰り返される「あの子がいてくれたらなあ」「朝になったら食べるんだ」等の独り言。老人の悲哀。それとは対照的に、獲物に襲い掛かる鮫相手に見せる、意外、というかあそこまで来たらほとんど超人的としか思えない強さ。本文が終わった後に、人知れず…
それにしても、べらぼうな音の氾濫だった。追従、怒り、不満、嘲笑、ほのめかし、妬み、ののしり……そして、それらのすべてにちょっぴり染み込んでいる猥褻さ。とくに囁き声というやつは、便器にまたがった下半身の形にそっくりだ。疚しさが好奇心のマスクを…
『仰天文学大系』の改題。「上段の突きを喰らう獅子」「わたくし未婚の地の文でございます」「極限の不快指数」「慶応四年のハラキリ」「異邦人」を収録。 「上段の突きを喰らう獅子」は、星雲賞受賞作「上弦の月を喰べる獅子」のパロディ。この作品では螺旋…
桜庭一樹繋がりで直木賞関連に触れる機会がここしばらく多かったので、手を出してみた。面白かった。『少女小説家は死なない!』といい、自分はこういう業界物に弱いのかな。ちゃんとドタバタ喜劇のエンターテインメントになってるのが凄い。これが文藝春秋…
キリが死にそうになる→それを助けようとしてカリスウェンが死にそうになる→それを助けようとしてレイリトンが(ry。なんという芋蔓式。 ところで、あとがきであれだけ地球に優しくしようとか環境破壊がどうしたとか言ってるのに、そういう人の書くものと言え…
元々実力あるスタッフの人たちだから萌え回作ってもすげえなあ。ジャスミンかわかわ。「俺のおかげでもある」再来とか、全体的にサービス回っぽかったけど、今後もこの調子で行くのかな。
監督に枡成孝二、脚本家にスタジオオルフェの黒田洋介、倉田英之……と、お馴染みのスタッフによる作品。前世紀くらいから観てみたかったんだけど、今回ようやく念願が叶った。 ラジオ製作現場にアンドロイドのDJを投入したことを契機に起こる悲喜こもごもを描…