アンドロイド・アナ MAICO2010#1〜24

アンドロイド・アナ MAICO 2010 DVD-BOX

  • 監督に枡成孝二、脚本家にスタジオオルフェ黒田洋介倉田英之……と、お馴染みのスタッフによる作品。前世紀くらいから観てみたかったんだけど、今回ようやく念願が叶った。
  • ラジオ製作現場にアンドロイドのDJを投入したことを契機に起こる悲喜こもごもを描く。『プラネテス』みたいな職場物。ただし、大分コメディ寄り。基本的に、というか全24話中1話を除いてカメラが収録現場の外に出ることは一歩もないのだけど、そうは思えないほどバリエーション豊かな構成。映像自体は特にクオリティの高いものではないけど、そのチープさが逆にいい味を出してる感じ。細かい小道具の使い方の妙とか、青春真っ盛りの人間の内面を抉り出す心理描写とか、いかにもこのスタッフらしかった。
  • ただ、最後まで何とも言いようのない違和感は消えなかった。最初は、自分が倉田脚本苦手なせいかなーと思ってたんだけど、黒田担当回でも特に変わりないところを見ると、どうもそういうわけでもないらしい。謎。