2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

風の大陸 第十六部 水晶/竹河聖/富士見ファンタジア文庫

キリが死にそうになる→それを助けようとしてカリスウェンが死にそうになる→それを助けようとしてレイリトンが(ry。なんという芋蔓式。 ところで、あとがきであれだけ地球に優しくしようとか環境破壊がどうしたとか言ってるのに、そういう人の書くものと言え…

デルトラクエスト#54「ジャスミン森へ帰る」

元々実力あるスタッフの人たちだから萌え回作ってもすげえなあ。ジャスミンかわかわ。「俺のおかげでもある」再来とか、全体的にサービス回っぽかったけど、今後もこの調子で行くのかな。

アンドロイド・アナ MAICO2010#1〜24

監督に枡成孝二、脚本家にスタジオオルフェの黒田洋介、倉田英之……と、お馴染みのスタッフによる作品。前世紀くらいから観てみたかったんだけど、今回ようやく念願が叶った。 ラジオ製作現場にアンドロイドのDJを投入したことを契機に起こる悲喜こもごもを描…

桜庭一樹『私の男』、直木賞受賞おめでとうございます

http://www.bunshun.co.jp/award/naoki/index.htm http://homepage1.nifty.com/naokiaward/kenkyu/toku138.htm http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080116/acd0801162125005-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080116/acd0801162242…

主人公のキャラクターと語り手の視点メモ

主人公、というのが違うなら話を主導するキャラクター、とか。 作品 主人公 語り手 少女小説家は死なない! 火村センセ 朝倉米子(コメント欄からご指摘受けました) 丘の家のミッキー ミッキー ミッキー 毒島獣太シリーズ(サイコダイバー) 毒島獣太 毒島獣…

某所で言うところの「まぐろ」って商業で描いてる「まぐろ帝國」って作家の人のことかと思ってた。あと、「そんな不謹慎なこと……」「やろうぜ!」って某グルメ漫画が大元だったのか。掲示板だけで完結してると勘違いが多い。「お前を呪ってやるー!」(だっ…

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド/上遠野浩平/電撃文庫

むわ、むわわ。『ブギーポップ』シリーズ15冊目。10年間で15冊。もうそんなに、という気もするし、まだこんなもんか、という気もする。

孤独のグルメ特別版/原作:久住昌之 作画:谷口ジロー

10年ぶりの新作。「SPA!」に掲載。と言っても、自分は2年ほど前に某所のコラで知った人間の一人なので、久し振りという感じはほとんどしない。入院した先での病院食が舞台ということで、「街で見かけた初めての店に事前の知識全く無しで入る」というコンセ…

雲のように風のように

酒見賢一『後宮小説』のアニメ化。ファンタジーノベル大賞は三井不動産販売と読売新聞社が当時主催、日本テレビが協賛で受賞作はアニメ化前提だったらしいけど、そういったお堅い名前を看板に、あの作品をアニメ化してくれ、と言われて、製作スタッフはさぞ…

昭和の追想

http://d.hatena.ne.jp/FXMC/20071205/p1 拠点を持たず常に旅してるファンタジーはハーレム路線に行き辛いんじゃないですかねえ、とか。いや、かえってやり易いのかもしれないけど、逃げ場がない分人間関係がギクシャクしやすいだろう、というか。ほら、よほ…

ガガガ文庫3月の新刊予定に中村九郎『樹海人魚(2)』が

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/release/index.html 発売されれば、中村九郎初のシリーズ物ということになりますね。幕引きが見事な作品であっただけに意外(前巻の感想)。この人が、現在のライトノベル業界においては珍しく単発作品ばかりだったのは、な…

T.O Entertainmentがライトノベル作家の越境を加速させる、のだろうか

T.O Entertainmentってのがどんな会社か、まだ私もよく理解していないのですが、公式サイトによると、 株式会社ティー・オーエンタテイメントは、作家、アーティスト、映像作家等、多数の人気クリエーターとエージェント契約を行い、各種コンテンツを創出し…

有川浩と桜庭一樹の「ライトノベル」への接し方

私の男作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10/30メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 442回この商品を含むブログ (447件) を見る 桜庭一樹は、まあその前に雑誌のライターやったりゲームのシナリオ書いたりしてるけど、現在の名義では199…

なんで書店の文芸棚って男性作家・女性作家で分かれてるんだろう、というのはちょっとぐぐっただけで多くの人が感じてる疑問だって分かるんだけど、結局まだ答えは得られていない。ちなみにネット書店だと、amazon/bk1/7&y/楽天で男性/女性作家の項目がある…

すべてがFになる/森博嗣/講談社文庫

温度の低さが、自分の持っている理系というもののイメージそのままだった。随所に西尾維新の作品と同じものを感じたけど、これは当然のように順番が逆ですね。

風の大陸 第十五部 奔流/竹河聖/富士見ファンタジア文庫

いかん、いよいよ飽きてきそうだ。ちょっと冷却期間を置こうか。 つうか、あとがきが、端的に言ってうざったい。余韻台無し。

上弦の月を喰べる獅子/夢枕獏/ハヤカワ文庫JA

正直、理解できたとは思えない。もっと勉強せねば。

アグネス白書ぱーとⅠ,Ⅱ/氷室冴子/集英社コバルト文庫

中学生編『クララ白書』に続く高校生編。……つっても、内容がそう大きく変わったわけではないからあんまり言うこともないかな。せいぜい、光太郎とのくっついたり離れたり、の痴話喧嘩がメインになったくらい。我侭なヒロインにそれに振り回される男性。男女…

山田ババアに花束を/花井愛子/講談社X文庫ティーンズハート

発表された1987年当時そのまんま、なんともバブリーな話。主人公の彼氏で、さして金があるわけでもなさそうな学者の息子が慶応ボーイで外車に乗ってて、主人公の我侭を何でも聞いてくれたり、なんとも願望たっぷり。文体により表現される、絵に描いたような…

吸血鬼はお年ごろ 吸血鬼株式会社/赤川次郎/コバルト文庫

サブタイトルがここまで内容と絡まない作品も珍しい。なんとまあ、取ってつけたような……

デルトラクエスト#53「ふたたび冒険の旅へ」

延長戦開始。これを第2期と言っていいのかは分からない。とりあえずOP/EDは変更。OPは、オーストラリアの人気歌手らしい人が歌っていて、当然歌詞も英語。翻訳字幕つき。アニメで早期から英語教育が出来てお母さんたちも大喜び!なのかしらん。EDは……デフォ…

みなみけ〜おかわり〜#1「温泉、いただきます」

童夢⇒アスリードに製作が丸ごとバトンタッチ。話の流れは基本的に地続きみたい。ということは、建前上キャラクターのニュアンスなんかは童夢版を踏まえなくちゃいけないのかしらん。 『SHUFFLE!』『ながされて藍蘭島』の細田直人監督らしく(?)、キャラデ…

GUNSLINGER GIRL IL TEATRINO#1「二人の距離 兄弟」

お話、音響、声優の演技始めとするキャラクターのニュアンス、絵柄、動きとなんだか明るい感じにしたいのは分かるんだけど、どうにも……。どうにも……。おっかしいなあ。1期の記憶なんてほとんど残ってないし、特に面白かった覚えもないんだけど……。あんなトリ…

笑う大天使/川原泉

名門お嬢さま学校で、三人のお嬢さまの皮を被った庶民派娘がぽーっと日々を過ごすコメディ。ほわほわな雰囲気。

百年の孤独/G・ガルシア=マルケス 鼓直:訳/新潮社

新年一発目の読書は、ノーベル文学賞受賞作家の代表作。なんだか聖書みたいな感覚に襲われた。 一組の男女から始まった一族が、マコンドという村で近親相姦を繰り返して子を成していく。彼らは父母の、あるいは祖父母の名前をつけられ、為に、百数十年という…

風の大陸 第十四部 渦/竹河聖/富士見ファンタジア文庫

ラクシさん、女装して色仕掛けの巻。あんまり艶っぽく描かれてはいない。マレシアーナ様の足元にも及ばない。アドリエに一遍戻って教えを乞うてきなさい。

ROOM NO.1301(5) 妹さんはヒロイック?/新井輝/富士見ミステリー文庫

登場人物の青い思考に苛々してしばらく中断しようと思って、気がついたら半年が過ぎていた。その間にちょっとは耐性がついたのか、以前ほど苛々することはなかった。よかったよかった。

吸血鬼はお年ごろ/赤川次郎/集英社コバルト文庫

実はコバルトで一番累計発行部数が多いシリーズ。作者が地の文でキャラクターに向かって突っ込んでたり、楽屋ネタっぽいのがあったり、妙に温度の低い……悪く言ってしまえばやる気のなさそうなユーモアが魅力、なのかな。冒頭だけ状況説明が多いのに比例して…

ARIEL(8)/笹本祐一/朝日ソノラマ文庫

奥付を確認したら、前巻から2年のブランクがあったみたい。この巻が発行された93年は、「ARIELコミック」が終わり、雑誌も「獅子王」が潰れて新たに「グリフォン」が創刊するもすぐにまた休刊、とソノラマ自体が色々ごたごたしてたみたいなので、その煽りを…

ラブクラフト全集2/H・P・ラヴクラフト 宇野利康:訳/創元推理文庫

いや、正確にはこれは読了カテゴリに入れていいものではない。何故なら、収録された三篇の内、「クトゥルフの呼び声」「エーリッヒ・ツァンの音楽」まではよかったのだけど、「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」がどうにも眠くて読み切れず、短気を起こし…