アグネス白書ぱーとⅠ,Ⅱ/氷室冴子/集英社コバルト文庫

アグネス白書―青春コメディ (集英社文庫―コバルトシリーズ 52F)アグネス白書 ぱーと2―青春コメディ (集英社文庫―コバルトシリーズ 52-I)


中学生編『クララ白書』に続く高校生編。……つっても、内容がそう大きく変わったわけではないからあんまり言うこともないかな。せいぜい、光太郎とのくっついたり離れたり、の痴話喧嘩がメインになったくらい。我侭なヒロインにそれに振り回される男性。男女の年齢差は逆転してるけど、『ジャパネスク』と一緒。男が妙に嫉妬深いのも一緒。一見すると女性読者に都合のいい話になってしまいかねないけど、何故かあんまり嫌悪感ないのよね。男性側の嫉妬深さとか、人間味があって愛すべきものとされてるからだろうか。


高校生編から登場した新キャラの人は、不器用でうまく人と接することができないって時点で既に夢見と微妙に被ってるような気がしたけど、主人公とあっさり和解しちゃってて、うまく使いこなせてない気がした。