昭和の追想

http://d.hatena.ne.jp/FXMC/20071205/p1


拠点を持たず常に旅してるファンタジーはハーレム路線に行き辛いんじゃないですかねえ、とか。いや、かえってやり易いのかもしれないけど、逃げ場がない分人間関係がギクシャクしやすいだろう、というか。ほら、よほどその手のことに積極的でない限り、この手のハーレムって大抵自分から作るもんじゃなくて、空から女の子が自分の住んでるとろこに落ちてくる(別にPCから出てくるんでも異世界から召喚されるんでもいいですけど)か、女子寮やなんかの元々面子が揃っているところに主人公が訪れることで成立するもんだし。ハーレム、というからにはキャラクターが一同に会する必要があると思うのだけど、最初から男一人女複数のパーティにするにせよ、旅先で女の子を仲間に加えてくにせよ、道中色々面倒くさそう。


だから……かどうかは知らないけど、例えば『オーフェンはぐれ旅』は旅先で色んな女と出会ってるけどその都度別れてる(このパターンって『ラグナロク』もそうか)、というので、いつだったか担当編集者か誰かが「オーフェンは寅さんみたいなコンセプトを目指している」というようなことを言っていた、気がする。その点、「無謀編」はトトカンタにずーっと留まっているので、「はぐれ旅」に比べるとずっとハーレム物っぽいものがやり易い。『ゼロの使い魔』も、あの学園という拠点があるからこそハーレム物が成立している、とは言えないでしょうか。旅するファンタジーでハーレム物、っつうと『ふしぎ遊戯』(逆ハーレムではあるけれど)が真っ先に思いつくな。


FF5は、最初はレナの逆ハーレムだったけど、紆余曲折あって最後には何故かバッツのハーレム状態に。本人が口に出さないのでプレイしている最中はそういう意識全然なかったけど。