2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「蝶々殺人事件」「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」。まだ金田一が人気を博す前に生まれた、由利麟太郎・三津木俊助もの。金田一と比べるといまいちキャラが弱い。
誰もが知っているあの怪談この怪談を集めた短編集。日本の文化を研究・紹介していたしていた海外の学者が英語で出した出版物を、さらに日本人が日本語に訳して日本人向けに出版する、という構造が面白いいよなー。訳者はストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』も…
第5回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞、この次に『俺の足には鰓がある』を書く富永浩史のデビュー作。中世ロシアが舞台という物珍しさはあるし、作者がそこに愛着を感じてるのは分かるんだけど……それだけといえばそれだけだなあ。文体に微妙な癖があるのと…
女中達に対する愛憎の変化が激しくなって、嫌い出すと極端な言葉を使い、「殺す」とか「殺してやる」とか云うことを屡々口走る。 戦争の影響と云えば、この小説に書かれた事柄それ自体が、日本が戦争の準備期に入り、だんだん内部的に変質して行くと云うか、…
19話のカズシゲ初ネットダイブから続いたセイレーン編(?)にようやく一区切り。まさかこの短期間でここまでプーをヒロインに仕立て上げるとは思わなかったなー。作画的にも気合が入って可愛い可愛い。しかしヒカルは見事に喰われちゃったな。
うわー後味悪ーい。一応原作には軽く目を通しておいたんだけど、衝撃の度合いはさほど軽減されなかった。原作では青木が第九に配属されてすぐ、ごくごく初期の話でキャラクターへの愛着も何もなかったのを、アニメではこんな終盤に持ってきたのは、まあ効果…
宍戸梅軒との邂逅、吉岡清十郎との決闘。武蔵が剣を重ねるその隣で又八が、お通が、城太郎が、お杉婆さんが、朱実が、清十郎が、伝七郎が、丹座が、そして小次郎が交錯する。なんだか群像劇っぽくなってきた。特に丹座に対する仕打ちが容赦ないなー。まあ人…
恋、と書いたら、あと、書けなくなった。 「よくわからないけど、どうせ直治さんの師匠さんですもの。札つきの不良らしいわ」 「札つき?」 と、お母さんは、楽しそうな顔つきをなさって呟き、 「面白い言葉ね。札つきなら、かえって安全でいいじゃないの。…
将来を誓い合った女を金持ちに取られたので畜生結局世の中は金かよ!と絶望した前途ある若者は金貸しになりました。……いちいち文章が大仰でついていけないところもあった。お宮が自殺する夢はなかなかに鬼気迫るものがあったけど。てか、主人公・貫一がなあ…
まだまだ続くよ回想の回想の回想。馬垣勘九郎の話とか、まー面白いんだけど、このシリーズに必要なのか、とは思うな。あと、キマイラのあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜る〜〜〜〜〜〜〜〜っていう咆哮も、1巻で2回は多用しすぎだろ。こうなったら名場面もへったくれも…
頑固な性格のため上司に媚びへつらうことを知らず、為に免職になったら叔母やその娘で半ば許婚同然の娘が掌をひっくり返したように態度を変えたでござる。まだこの頃は新鮮だったらしい言文一致体の文章はぎこちないところもありつつ面白く読めた。が、内容…
教科書で近代文学の出発点とまで言われているのに、岩波文庫においてすら絶版の文学評論。文中で、文学にはその時代時代によって合った文体がある、というようなことが書かれてるんだから、この本もせめて現代らしい漢字と仮名遣いにして出版すれば需要はあ…
これはあれだなーまほろさんが完全に機能を停止するまであと何日って状況で展開される軽薄なラブコメノリを許容できるかという話なのかもなー。富士見なら長編短編でそこんところ分ければよかったのに。思ったより早く長広舌のセリフに飽きてきたし、ちょっ…
ドレが挿絵を描いたダンテ『神曲』ほどのシンクロ率はなかった。
最初、タイトルが「かく語りき」の新潮文庫版の方を読もうとしたら辞書なしには読めないレベルの漢字が頻出するので、平易な訳を心がけたというこちらを。あんまりかっこよくないタイトルも、あるいはそこら辺の意図の表れなのか知らん、とも思ったり。……で…
前巻の牧場回のような引っかかるところがなくさらっと読み終えた。まーこの後どうせ何度も読み返すことになるんだけど。 ふーかは体型はかーちゃん似だよなあ。 俺もパラパラの炒飯をうまく作りたいです。 Tシャツに制服のスカートってときめくものがあるな…
1994年10月から1年間放映。1回連載辺りのページ数が少なかったというのもあるんだろうけど、その時点で2巻しか出ていないものをアニメ化ってのも思い切ったよな。特に名前が売れてるわけでもない新人作家だったし。 だから、というわけではないけど単行本4巻…
9/3:夢枕獏『陰陽師 瀧夜叉姫(上)』(asin:9784167528171) 9/3:夢枕獏『陰陽師 瀧夜叉姫(下)』(asin:9784167528188) 9/5:押切蓮介『でろでろ(13)』(asin:9784063755428) 9/8:桜井のりお『みつどもえ(5)』(asin:9784253212458) 9/10:電撃文庫記念…
我が聖域に開け扉〈下〉―魔術士オーフェンはぐれ旅 (富士見ファンタジア文庫)作者: 秋田禎信,草河遊也出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 62回この商品を含むブログ (38件) を見る http://www.motsunabenohigan.j…
3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/06/19(木) 17:42:26 ID:bE0MtIfR0 (( 主な役柄の系統 )) ・最凶ガキんちょ! クレヨンしんちゃん(野原しんのすけ) ・泣ける・萌えすぎ! フィギュア17 つばさ&ヒカル(椎名つばさ) 灰羽連盟…
先日はてなダイアリーキーワードがリニューアルされ、キーワードごとに人気のブログランキングを表示されるようになってた。ので、適当に思いついた単語でざっと検索してみる。 「アニメ」の人気ブログ 「声優」の人気ブログ 「漫画」の人気ブログ 「マンガ…
ヤングアニマルあいらんどで宮野ともちかの生存を確認(asin:B001DW4ZL4)。 普段エロ漫画とか置いてない書店で『少女マテリアル』を取り扱ってた。しかも浦沢直樹の隣に平積み。 ブックオフで「イベント頒布価格」と奥付に書かれた本が商業アンソロに混じっ…
然しそれでいいのだ。その方がいいのだ。総ては自分から始まる。おれが先祖だ 女性の過ちによって人生を狂わされた、と思っている欝気味の主人公の話。悪い意味で私小説してて面白いもんではなかった。豊年だ!豊年だ!
百数十の短い民話集。『水月』の元ネタになってたり、意外とオタク文化と相性いいのかなあなんて思ったりする。民俗学を導入したエロゲーが多くなったのって比較的最近なのかなあ。『顔のない月』とか。有名なところでは『痕』とか『アトラク・ナクア』とか…
最初、タイトルの「瘋癲」を「癇癪」と勘違いしていた。でも、『癇癪(かんしゃく)老人日記』でもわりと通りそう。 七十七を迎え性能力を失い、余命幾ばくもない老人が、息子の嫁にひたすら執着する。谷崎自身、主人公のような老境に達してからの作品。片仮…
真夏の海でバカンス。こっぱずかしいピンクとのキャッキャウフフと、失敗ばかりの不憫な青の様子が交互に描写される。ページの大部分を惜しげもなくベッタベタな話に割いてるのが心地いいなー。しかし回想パートは二ノ宮くんが完璧すぎてううむ。あと、麗華…
愛する女を友に譲ってしまってから数年。親の脛をかじり日々自堕落に生きる高等遊民の主人公を描く。……端的に言って、面白いものではなかった。『吾輩は猫である』『坊っちゃん』辺りの娯楽路線は例外で、こっちの、なんというかいかにもな文学的苦悩を描く…
金田一耕介最初の事件「本陣殺人事件」に加え「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭察人事権」を収録した短編集。 「本陣殺人事件」は密室トリックに重きを置いており、超常的な怪奇色やラブは薄め。容疑者の一人が探偵小説マニアで金田一とトリックについて語り合う…
登場人物に感情移入できなくて終始イライライライライラ。古典を読むことがこれほど困難なだと思ったことはなかった。3巻の中沢けいの解説によると、ひとりの女とひとりの男が結びつくのが理想とされる現代の道徳になじむことで源氏はプレイボーイであるとい…
チャンピオン すとらいぷBLUEハジマタ。海主将、ラッキースケベは主人公にしか許されてない特殊能力ですよ>ストライプブルー ヤンガン ATフィールド云々ってやっぱりパチスロで知ったんだろうなあレッドさん……>サンレッド ヤンジャン 哀れ!皇帝崩御!相変わ…