2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

リュカオーン/縄手秀幸/富士見ファンタジア文庫

『スレイヤーズ』からの連想読書。神坂一と共に第1回ファンタジア長編小説大賞で準入選し(この時の佳作が冴木忍)、〝軽"のスレイヤーズ!と並んで"重"のリュカオーンと称された作品。その辺の詳細はこちら。『セルフ・デストラクティブ・シンドローム』な…

秘密〜The Revelation〜 #14「赤いハイヒールの女」

三石琴乃×皆口裕子の年増ガチレズて。どこら辺を狙ってるんだ。『セーラームーン』で百合カップリングが大好物の人?うーん…… ここ何回か面白BGMが自重しているのが残念。

スレイヤーズREVOLUTION #2「BECAUSE それはリナ・インバースだから」

SEやBGMを一部そのまま持ってきてるのが卑怯すぎる。音楽ってそれを聞いてた当時の記憶とセットで保存されてるから、否応なしに11年前に引き戻されるなあ……。スタッフは俺たちを本格的に殺しに来てる。でも、呪文を連発されても当時のように漢字と当て字がセ…

イタズラなKiss #14「最強のKiss」

OPなしの導入で、まるで最終回のような。お前らもう結婚しちゃえよ!(視聴者の叫び)⇒結婚しちゃいましたー!まさかあの前回のレイニーブルーな引きから一気に結婚式まで雪崩れ込むなんて、誰が予想しただろうか……。「お前は俺が好きなんだよ、俺以外好きに…

『るろうに剣心』登場人物のモチーフ

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 完全版 (01) (ジャンプ・コミックス)作者: 和月伸宏出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/07/04メディア: コミック購入: 2人 クリック: 291回この商品を含むブログ (109件) を見る いや、最近『燃えよ剣』読んだら、なんとなく…

神坂一のファンタジア文庫収録作品がもうすぐ100に到達?

スレイヤーズ 1 (ファンタジア文庫)作者: 神坂一,あらいずみるい出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2008/05/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (42件) を見る ファンタジア文庫では作家ごとに通し番号が割り振られています。5月…

二つ名を持つ作家たち

自称他称問いません。また、きわめて狭い範囲でしか通じない場合もあります。というか二つ名ですらないものも混じっています。 栗本薫 氷室冴子 田中芳樹 火浦功 藤本ひとみ 少女小説の女王>花井愛子 林葉直子 富野由悠季 あかほりさとる 中村うさぎ 友野詳 …

むちむち『RD』。グロテスクなのにBGMが陽気な『秘密』。今期の日テレ火曜深夜枠はなんかおかしい。 冬月先生はいつも立ちっぱなしでご老体には辛そう トゥルー家族っぽい幸せ一杯のsutekiな夢を見ながらうつらうつらしてたら近所のリアル家族の喧嘩の声に叩…

陰陽師 生成り姫/夢枕獏/文春文庫

『陰陽師』初の長編。今回のエピソードは短編で一回使われた話。作者はそれだけじゃやり足りなかったみたいだけど、話が動き出すのが200ページ以上経過してからで、やっぱり短編の方がよかったと思わざるを得ないなあ。

風の歌を聴け/村上春樹/講談社文庫

デビュー作。群像新人文学賞受賞。芥川賞候補にもノミネート。『ノルウェイの森』と違って抽象的で分かりにくい。なるほどベストセラーってのは基本的に分かり易いものなんだなあ、と実感。村上龍と対比するならこっちの方か。オシャレ臭が鼻についてあんま…

獄門島/横溝正史/角川文庫

瀬戸内海の島で起こる三つ子の姉妹連続殺人事件。一人称じゃないからか、『八つ墓村』ほど読みやすくはない。あと、普通に推理小説してる。三姉妹の萌えキャラっぷりが今ひとつなのは、『八つ墓村』の主人公のような感情移入できる対象がいないからだろうか。

青年/森鴎外/新潮文庫

実家が資産家なので食い扶持の心配はいらない。じゃあいっちょ作家にでもなってみっか、と一念発起した若者が、上京してきて、その美貌(自称)に惹かれた女たちと恋愛する。こう書くとなんだかとても嫌な話。まあ昔の文豪なんて多かれ少なかれそんなもんな…

刺青・秘密/谷崎潤一郎/新潮文庫

「刺青」「少年」「幇間」「秘密」「異端者の悲しみ」「二人の稚児」「母を恋うる記」の7編を収録した初期短編集。 フェチズム全開、文章も凝っているものが多く、やや読みにくかった。学友の家に遊びに行ったばかりに彼の姉と共にSM遊びに耽溺するようにな…

夢十夜 他二編/夏目漱石/岩波文庫

桜庭一樹読書日記で触れてたなあ。短編小説、っつうよりエッセイっぽいかも?年経た者だけが至ることのできる境地、のようなものを感じはしたけど、今の段階ではあまり面白く感じることはできなかった。

ゲド戦記

原作未読。動きが滑らかで背景美術が頑張ってるだけに、どうにもこうにも、その、なんだ、眠い。キャラクターもなんだかのっぺりしてるし、食い物もあんまりうまそうじゃない。『エンハウ』って下手に映像化するとこんな感じになるのかなあとか思った。

劇場版スレイヤーズ

劇場版&OVA スレイヤーズ DVD‐BOX出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2006/11/24メディア: DVD クリック: 13回この商品を含むブログ (15件) を見る スレイヤーズ完全無欠版 1995年の劇場版第1弾。同時上映は水野良『はじまりの冒険者たち レジェン…

燃えよ剣(上)(下)/司馬遼太郎/新潮文庫

『封神演義』原作に続いてジャンプ繋がりで『るろ剣』和月信宏が多大に影響を受けた作品を。 流石に話運び危なげないなあ。最初は歳三にあんまり感情移入できなかったけど、お雪さんのキャッキャウフフなエピソード辺りから可愛くなってきた。「あの人はとて…

第四間氷期/安部公房/新潮文庫

残酷な未来、というのがあるわけでなくて、未来というのは現在に生きる我々にとってそれ自体既に残酷である、ということ。完全に異質なものとして描かれた未来の住人から見た我々は、まるで「この人たちは今日の文明社会にどっぷり浸かった身からすると未開…

蛇を踏む/川上弘美/文春文庫

芥川賞受賞の表題作に「消える」「惜夜記」を収録。あと一歩で何かが理解できるような、そうでないような。もうちょっと時間のある時に読みたかったかな。

サイコダイバー・シリーズ(10)(11) 黄金獣(上)(下) 淫花外法編・秘宝争奪編/夢枕獏/祥伝社ノン・ノベル

毒島とひるこの絡み(非性的な意味で)は面白く、段々このコンビが好きになってきた。毒島が不能になったって設定によって無闇にお約束のエロが挿入されないのもいいんだけど、話が。というかオチが、上下巻でこれかよ、という思いがなくはない。というか、…

春琴抄/谷崎潤一郎/新潮文庫

盲目の三味線師匠とその弟子。こ、この馬鹿犬ーっ!ってなもんで、CV釘宮で変換しようとしたけど、無理でした。流石大谷崎。こっちの姑息な思惑なんかまるで通用しない。つうか、ツンデレってより盲目萌えじゃないかこれ。不謹慎だからみんなそっちには触れ…

ARIEL(12)/笹本祐一/朝日ソノラマ文庫

SCEBEIに対する電子戦とARIEL強奪。ナミの出番が多いのはいいけど、女子高生三人組は苦手というジレンマ。 毎回毎回侵略者側があと一歩というところで手を止めてしまうのが歯痒い。経済事情に悩まされる宇宙人、という点が肝とは言え……

くノ一忍法帖/山田風太郎/角川文庫

大阪の役終了後、豊臣の子種を家来の女衆に宿させた徳川の姫が忍に追われる身に。性技を尽くした戦いが繰り広げられる。Vシネマの題材として有名な、とか言ったら石を投げられそう。史実との絡め方がお見事。

RD 潜脳調査室 #13「もうひとつの海」

ハルさんが1980年生れで、同世代だということが判明する。これ、視聴ターゲットを大体その辺に見てるってことなのかなー。それとも、自分がいよいよ作り手とノスタルジーを共有しあうような年齢になったってことか。その割にBGMがYAZAWAだったり、あんまり懐…

ひだまりスケッチX365 #1「はじめまして!? うめてんてー」

1期から継続視聴。うわー尾石達也演出全開やなー。予算が入ったのか動きまくりなのも合わせて酔う酔う。 1期と比べてゆのっちの胸が大きくなった気がする。

夏目友人帳 #1「猫と友人帳」

原作未読。日常的な和風人外物とでも言おうか、そんな観点からするとアニプレックスが『蟲師』をやりたかったのだろうなあと思うんだけど、『蟲師』ほど映像的にもお話的にも力が入っているわけでもなく、それ故にBGVに向いてる、とは言えるかも。『蟲師』辺…

GOGO!ぷりん帝国(1)〜(4)/くぼたまこと

今を遡ること10年以上前、1996年から4年間『天体戦士サンレッド』のくぼたまことがガンガンで連載していたショートギャグ漫画。毎回5ページ。 妙に世知辛い生活感溢れる庶民派ギャグ、ということで基本的にやってることは一緒。ただ、『サンレッド』と違って…

マクロスF #8「ハイスクール・クイーン」

美少女がぱんつはいてない状態で学園内を駆け回る話、というのをこの回脚本の(というかシリーズ構成の)吉野弘幸は『舞-HiME』でもやっていた。確かあの回も結構好評だったとは思うけど、多分、誰よりも楽しんでやっているのは脚本家本人だろう。まさか、定…

スレイヤーズREVOLUTION #1「AMAZING 驚愕のドラグスレイブ!?」

ノリが当時のまんまで、色んな意味で期待を裏切らない出来だった。某所の人たちの阿鼻叫喚の様がいちいち面白い。自分はというと、変な汗がだらだら流れて、脳のどこからか「やめてやめて」って声が聞こえてくるんだけど、口許は終始ニヤニヤしっぱなし、と…

7月の文庫・コミック発売予定と、秋田禎信『RD 潜脳調査室』

7/1:鳴子ハナハル『少女マテリアル』(asin:9784862690562) 7/9:天乃咲哉 原作:桜庭一樹『GOSICK(1)』(asin:9784047125582) 7/10:菅聡子『〈少女小説〉ワンダーランド──明治から平成まで』(asin:9784625684081) 7/11:あづまゆき『柊小学校恋愛…