青年/森鴎外/新潮文庫

青年 (新潮文庫)


実家が資産家なので食い扶持の心配はいらない。じゃあいっちょ作家にでもなってみっか、と一念発起した若者が、上京してきて、その美貌(自称)に惹かれた女たちと恋愛する。こう書くとなんだかとても嫌な話。まあ昔の文豪なんて多かれ少なかれそんなもんなんだろうな。なんか前に読んだような気もするんだけど、漱石の『三四郎』と勘違いしてるのかも。