2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

最近、キノさんの女性らしさがとみに増してきている、という話

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2000/07メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 206回この商品を含むブログ (242件) を見るキノの旅〈2〉the Beautiful World (電撃文庫)作…

ライトノベル/ヤングアダルト/ジュニア小説/若者向け小説のエロ描写の変遷、ってこんな感じですか?

序 朝日ソノラマ……というかむしろ、祥伝社ノン・ノベルとかそっち方面?いやノン・ノベルはここに含めていいんだろか。ライトノベル/ヤングアダルト読者は作家がレーベルを跨いでもついていかない、という話があったけど、当時はどうだったんだろうなあ。自…

ポプラ社版の『フォーチュン』が対象読者層に売れたら、それは逆に(今の)ライトノベルが小学生に十分に行き届いてなかった、ってことの証拠にならないかな?ならないか。 わさびとからしの間には、越えられない壁がある。 ゲイバーならぬレズバー、という…

風の大陸 第七部 祭礼前夜/竹河聖/富士見ファンタジア文庫

マレシアーナ様の黒幕っぷりと底の浅さが素敵。次巻で死にそう。

大唐風雲記 洛陽の少女/田村登正/電撃文庫

元皇帝のばあさんが少女の体に乗り移るという話を、年配(受賞当時51歳)の男性が若者中心のラノベレーベルで書く、という試み。 その当時の地理風俗といった説明が多いところは地の文がだーっと続いて、会話分が多いところは会話文がだーっと続く調子は読み…

クラッシャージョウ(1) 連帯惑星ピザンの危機/高千穂遥/朝日ソノラマ文庫

『妖精作戦』くらい荒唐無稽。ノンストップアクション。ちょっと辛いかも。

ARIEL(3)/笹本祐一/朝日ソノラマ文庫

女子大生河合美亜の朝は優雅にはじまる。 「うそよ」 絞りたてのレモンジュースと焼きたてのエッグマフィン、一杯のカフェオレが彼女のいつもの朝食である。 「うそばっかり……」 さわやかな小鳥のさえずりとともに目覚めた彼女を待っているのは、いつものモ…

月と貴女に花束を/志村一矢/電撃文庫

ベタなものを読みたくなって、再読。期待通り。

剣狼伝説魔空界編2 ティラノ/園田英樹/角川スニーカー文庫

NTRばんじゃーい。

風の大陸 第六部 双影の宮殿/竹河聖/富士見ファンタジア文庫

なんだか宮廷陰謀劇っぽくなってきた。こういう方向性を期待したんじゃないんだけどなあ。アステ・カイデ編もこんな感じだったら途中で脱落しちゃいそうだなあ。

夏の魔術/田中芳樹/講談社文庫

主人公兄弟の名前が。こういう偶然ってあるんだろうか。一瞬、うちの両親がこの小説から取ったのではないか、と疑ってしまった。ノベルス版初版が1988年4月なので、ないとは思うけど……。複雑な気分で読み進めた。

月と炎の戦記/森岡浩之/角川スニーカー文庫

賢者は知りたいがゆえに質問し、愚者は自分でもなにが知りたいのかわからないくせに沈黙が恐ろしくて質問する。愚か者の質問の真の意図を見抜いてやるのは、賢い者の務めだな。 お前はスィリ-@エンジェル・ハウリングか。 ええと、テーマの一つが異文化コミ…

インベーダー・サマー/菊地秀行/朝日ソノラマ文庫

何か、もやもやとしたものが残る作品だった。まだ自分の中でうまく消化できていない。それでも、信州の田舎の清浄な空気、は伝わってきた。作中に出てきた伝統行事の「夏くだり」ってどっかに元ネタがありそうね。

サイコダイバー・シリーズ(2) 魔獣狩り/夢枕獏/祥伝社ノン・ノベル

小説でメシを喰っているのは、小説家だけではない。編集者も、印刷所の人も、書店の人も、みんなの生活がまずそこにかかっている。注文があって、枚数を決められる。テーマですら、"今月はこういったもので"と向こうから与えられる場合がほとんどである。 し…

新フォーチュン・クエスト(6) 待っていたクエスト エピソード1/深沢美潮/電撃文庫

家が建って火事で燃えた。 家がなくなること、服がなくなっちゃうようなこと、お金がなくなっちゃうようなこと、そんなことが実はぜんぜん大したことじゃないんだってこと、みんなとっくの昔に知っていたんだ。 えー。

異次元騎士カズマ(9)(10) 剣奴王ウォーズ/王領寺静/角川スニーカー文庫

娼館に行くのにうきうきするジュブナイル主人公って、そうはいないよなあ……。と思ったけど、『ラグナロク』の主人公も1巻でいきなり足を運んでたような気はする。恐るべしスニーカー。ま、ファンタジーだからなんとなく許されてるような気もするけど。 風呂…

剣狼伝説魔空界編1 ティラノ/園田英樹/角川スニーカー文庫

さすがに、今読んでみるとこっぱずかしいなあ。必殺技の名前をいちいち叫ぶところとか、その必殺技の名前とか。同時代の作品の中でも群を抜くこっぱずかしさは、悪い意味で典型的な脚本家文体だからかなあ。

神々の血脈(1) 末裔たちの邂逅/西谷史/角川スニーカー文庫

今となってしまうとやや地味かな、という気がする。主人公が戦いに巻き込まれていく動機が、この国の政治や、第二次大戦なんかと繋がっている辺り、まだライトノベルの世界がライトノベルの世界としてのみ成立してないなあ。