2007-11-05から1日間の記事一覧
なんだか宮廷陰謀劇っぽくなってきた。こういう方向性を期待したんじゃないんだけどなあ。アステ・カイデ編もこんな感じだったら途中で脱落しちゃいそうだなあ。
主人公兄弟の名前が。こういう偶然ってあるんだろうか。一瞬、うちの両親がこの小説から取ったのではないか、と疑ってしまった。ノベルス版初版が1988年4月なので、ないとは思うけど……。複雑な気分で読み進めた。
賢者は知りたいがゆえに質問し、愚者は自分でもなにが知りたいのかわからないくせに沈黙が恐ろしくて質問する。愚か者の質問の真の意図を見抜いてやるのは、賢い者の務めだな。 お前はスィリ-@エンジェル・ハウリングか。 ええと、テーマの一つが異文化コミ…
何か、もやもやとしたものが残る作品だった。まだ自分の中でうまく消化できていない。それでも、信州の田舎の清浄な空気、は伝わってきた。作中に出てきた伝統行事の「夏くだり」ってどっかに元ネタがありそうね。
小説でメシを喰っているのは、小説家だけではない。編集者も、印刷所の人も、書店の人も、みんなの生活がまずそこにかかっている。注文があって、枚数を決められる。テーマですら、"今月はこういったもので"と向こうから与えられる場合がほとんどである。 し…
家が建って火事で燃えた。 家がなくなること、服がなくなっちゃうようなこと、お金がなくなっちゃうようなこと、そんなことが実はぜんぜん大したことじゃないんだってこと、みんなとっくの昔に知っていたんだ。 えー。
娼館に行くのにうきうきするジュブナイル主人公って、そうはいないよなあ……。と思ったけど、『ラグナロク』の主人公も1巻でいきなり足を運んでたような気はする。恐るべしスニーカー。ま、ファンタジーだからなんとなく許されてるような気もするけど。 風呂…
さすがに、今読んでみるとこっぱずかしいなあ。必殺技の名前をいちいち叫ぶところとか、その必殺技の名前とか。同時代の作品の中でも群を抜くこっぱずかしさは、悪い意味で典型的な脚本家文体だからかなあ。
今となってしまうとやや地味かな、という気がする。主人公が戦いに巻き込まれていく動機が、この国の政治や、第二次大戦なんかと繋がっている辺り、まだライトノベルの世界がライトノベルの世界としてのみ成立してないなあ。