月と炎の戦記/森岡浩之/角川スニーカー文庫

月と炎の戦記 (角川スニーカー文庫)

賢者は知りたいがゆえに質問し、愚者は自分でもなにが知りたいのかわからないくせに沈黙が恐ろしくて質問する。愚か者の質問の真の意図を見抜いてやるのは、賢い者の務めだな。


お前はスィリ-@エンジェル・ハウリングか。


ええと、テーマの一つが異文化コミュニケーションで、会話の妙を楽しむ、という点では『星界』と似たようなもんかな。現実感にまるで欠ける辺りは、神話っぽいと言えば神話っぽい、のか?「戦記」だけあって一応アクションシーンはあるけど、どうにもはらはらどきどきしなかった。


しかしこの本、元はと言えばスニーカーブックスという新書ワイド版レーベルから刊行されたものなのだけど、文庫落ちまでに1年を要してないのね。