ライトノベル/ヤングアダルト/ジュニア小説/若者向け小説のエロ描写の変遷、ってこんな感じですか?

朝日ソノラマ……というかむしろ、祥伝社ノン・ノベルとかそっち方面?いやノン・ノベルはここに含めていいんだろか。ライトノベル/ヤングアダルト読者は作家がレーベルを跨いでもついていかない、という話があったけど、当時はどうだったんだろうなあ。自分の周囲見る限り、『吸血鬼ハンターD』読んでる人は大体『魔界都市ブルース』読んでるし、その逆もまた然り、なんだけど。菊地・夢枕を中心とした伝奇ブーム。セックス&バイオレンス。レイプ多め。官能小説の濃ゆさ。親戚の漁師のおじさんが『妖獣都市』読んでた、なんて話をラ板で聞いたことが。菊地秀行東スポに連載してたこともあるそうで、そりゃおっさんにも人気あったのかなあ、ということは想像に難くない。

角川スニーカー黎明期。80年代から続くエログロと、後にエロが希釈されて「お色気」がメインになる流れの過渡期?雰囲気は明るくコミカルなのに、やってることはえらくえげつない、えげつないのにあっけらかんとしてる、という作品が多い気がする。秋津透西谷史松枝蔵人王領寺静など。富士見では高峯龍二(元々はソノラマの人ですが)とか。この頃からの流れ……かどうかは知らないけど、安井健太郎浅井ラボなど、今でもラ板ではエログロと言えばスニーカー、なんて声が。

富士見ファンタジア文庫全盛期。……えーと、あかほり的なお色気の時代?自分はこの時期が一番ライトノベルを読んでたはずなんだけど、何故かその辺の描写はあまり記憶にない。一番その手のことに敏感な時期だったはずなのに、何故。ファンタジアはエロ漫画家の人を大量採用してるのになー。その一人であるあらいずみるいの絵柄が、段々とエロ漫画臭を薄くしていったのは何か象徴的な事なのかな、と以前から思ってたり。

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電撃文庫全盛/MF文庫J勃興期。価値観の多様化、エロも多様化。新井輝豪屋大介深見真西野かつみヤマグチノボルなど。その中でもあえて挙げるなら、エロゲーの影響か、萌えエロが勢力を拡大したこと?ロリが増えたこと?80年代に比べ、キャラクターやいわゆる属性といったものを重要視してる、気がする。そのことも含めて、なんつーか、オタク的な素養を持ってないとこれは楽しめないんじゃないか、という作品が増えた、のかなあ。『かのこん』とか。二次元ドリームノベルとの境界線はいずこ。


あージュブナイルポルノとかエロゲのノベライズとか全く考慮に入れてないや。