電撃文庫表紙デザインの意義


画像には、あんまし意味はないんですけど、ちょっとした意図はあります。

794 名前: イラストに騙された名無しさん 2006/07/23(日) 20:46:25 ID:bXHaj0IJ
なんか表紙が白地に女の子がぽつんと書いてあるやつ多くない?
あれ見ると粗製乱造を感じずにはいられないんだよ
デザイナー何やってんの?って感じ


http://makimo.to/2ch/book3_magazin/1152/1152247382.htmlより


というのは、私も思ってて。まあ粗製濫造かどうかはともかく。んで、そういうデザインがレーベルの枠すら超えて普及していることの証明になるかなあと思って、ああいうことをしてみたわけです。実際、やってみたらwindows付属のペイントソフトでぱぱっと出来ました。粗が目立つのはご愛嬌。んーでも、やっぱり違和感残るな。


悠久展望台のカイ (MF文庫J)とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)


なんでこういうデザインの表紙が多いかというと、キャラクターを目立たせるためには、下手に背景をつけるよりこういうシンプルなものの方がいいんだろうなーと。新城カズマは、「ライトノベル「超」入門(isbn:4797333383)」の中で、キャラクターのことを

物語がぎゅうっと凝縮されて、人物イラストの中に封じ込められている状態。


こう定義しています。つまるところ、キャラクターイラストが進化して、受け手がそれに順応していけば、物語の魅力を伝えるのに背景とかそういったものはどんどん不要になっていくんじゃないかとかそういうアレで。そうすると、そのテンプレートデザイン上全ての表紙で背景をつけなければならない富士見Fが古臭い古臭い言われてる理由もなんとなく分かるような。我ながら、さすがに妄想回路がビョーキをこじらせてきた気がするので、この辺でやめ。


なんとなく、ここらへんと関連するかも⇒http://lanopa.sakura.ne.jp/project/illust/