2008-03-30から1日間の記事一覧

はてしない物語/ミヒャエル・エンデ 上田真而子・佐藤真理子:訳/岩波書店

異世界往還系ファンタジーの大元?バタ臭さが薄く、ちょいと哲学的な風味も漂っていて、今読んでも充分に面白い。これを原作として製作された映画があれじゃ、なるほど、そりゃ怒ってもしょうがないわなあと思った。映画制作側としては、「現代の街並みの上…

宇宙皇子1 はるかに遠き都よ/藤川珪介/カドカワノベルズ

壬申の乱以降、歴史の裏側、「星暦」と呼ばれる偽史を描く「書き下ろし異次元歴史ロマン」。なんだけど、史実の部分が資料丸写し、とまではいかないまでもまだ、作者のものになってない感じがして文章が硬く、ちょっと読みづらい。 いのまたむつみのイラスト…

魔群惑星(1) スイート・マジック/渡邊由自/角川スニーカー文庫

期待してたほどエロくもなく、思ったより真面目だった。真鍋譲治のイラストが懐かしい。

ちょー美女と野獣/野梨原花南/集英社コバルト文庫

この人、普段はむしろきっちりとした装飾的な文章を書けるのに、この作品ではわざと崩してるんだろうな―という感じはした。結びの文章とか、さらっと流してるけどとても綺麗。 展開はちょっと、ん〜?と思うところがなくもないけど、パワーで押し切ってる感…

ROOM NO.1301(6) お姉さまはストイック!/新井輝/富士見ミステリー文庫

飯笹君にフォローがあってよかったなあ、の巻。本筋は相変わらず進んでるんだか進んでないんだかよく分からん。 イラストがなんだかおかしいっていうかキャラクターの判別が出来ません。

ARIEL(10)/笹本祐一/朝日ソノラマ文庫

いまだかつてない規模の戦闘なのに最後は電子戦になっちゃってちょっと残念に思わなくもない。

福音の少年 王立図書館十字軍/加地尚武/徳間デュアル文庫

電子の海に図書館を設立する、というのはまあわりと聞きなれたアイディアだけど、著作からのイメージによって作家のペルソナを作り上げる、って設定は結構面白かった。エヴァの二次創作で綾波キャラがシャブラニグドゥ(というかシュブ・ニグラス)の力を得…

氷室冴子読本/氷室冴子責任編集/集英社

83年の『少女小説家は死なない!』頃から全体的に本が売れてきて、ジュニア小説家という古くさいイメージから少女小説家という死語になっていた言葉で仕掛けようという事情が業界にあった。当時放送されていた「オールナイト・フジ」のイメージもあってマス…

ダブルブリッドⅢ/中村恵里加/電撃文庫

中国からアヤカシの体と機械を合成させたロボット(?)がやってきた!今回は半分その中国製ロボット(こうやって書くと先行者を思い出すなあ)側視点で話が進むこともあって淡々としていて、カタルシス低め。優樹たちがようやく話しに絡んできたと思ったら、あ…

魔群惑星(2) ロスト・レクイエム/渡邊由自/角川スニーカー文庫

ああ、愚直なまでのヒューマニズム。要は『ザ・サード』みたいなもんなのね。 つうか、エロいという評判を聞いて読み始めたのに、少年誌レベルでもOKなくらいの描写ばかりであんましエロくないよっ!スニーカーの同時代の作品で、『ルナ・ヴァルガー』は別格…

デルトラクエスト#65「デルトラよ永遠に」

最終回、とは言っても特に何があるわけでもなく。リーフの方からジャスミンに一歩歩み寄って、戴冠式やって〆。思えば、5クール目入って以降の展開って主にこの二人の距離を縮めるための話だったのかなあ、とか。 ジャスミンの野育ちっぷり、おっさんの抜け…

流星のロックマントライブ #21「ムー大陸の決闘」

『デルトラ』からのダラ見だったんであんまり突っ込んだことは言えないけど、どこに腰をすえて観ればいいのかちょっと戸惑った感はあったなあ。

俗・さよなら絶望先生#13「鎌倉妙本寺解雇」「大導寺信輔の音声」「あにいもうと という前提で」

最終回。安心して観てられた1期と比べて、当たり外れの差が大きかったなあ。良くも悪くもはっちゃけてた。 また、それぞれの女性キャラをヒロインとして確立しようとする流れがより強くなってたような気がする。元々原作からして全員黒髪セーラー服で、外見…

今月の読了リスト

風の大陸 第二十四部 白光/竹河聖/富士見ファンタジア文庫 風の大陸 第二十五部 大祭司/竹河聖/富士見ファンタジア文庫 風の大陸 第二十六部 聖都/竹河聖/富士見ファンタジア文庫 風の大陸 第二十七部 地流/竹河聖/富士見ファンタジア文庫 風の大陸 最終章 …