妖聖記・妖聖還る・妖聖永遠に/竹河聖/角川文庫

妖聖記 (角川文庫)


80年代末-90年代初頭に書かれた、「風の大陸」の作者による人外ロリ小説。最初のきっかけと忍耐さえあれば後は自分だけを好きでいてくれる無垢な美少女ただし触手つき。自分の友人さえ殺した彼女を愛することへの葛藤……はわりとすぐに飛び越えて行動できる辺りが主人公の凄いところだなあ。美大生でセンスよくて金もあって大人で、という辺りは「風の大陸」の作者であるなあ。