ひと夏の経験値/秋口ぎぐる/富士見ドラゴンブック

ひと夏の経験値 (富士見ドラゴンブック)


舞台は1990年代初頭の関西。公民館で男ばかり集まってTRPGをやっているぼくらのサークルに初心者の女の子がやってきた!ぼくたちはあの手この手で女の子に楽しんでもらおうとする。


主に20代半ば以上のTRPGな人たちの間で話題になった作品。でも(90年代ラノベオタとしては嘆かわしいことに)TRPGをほとんどやったことのない自分でも面白がれた。泥臭くもイタイタしい青春を送る奴等に対する作者の眼差しがとても優しい。『ラノベ部』もこれくらいの按配だったらもっと好きになれたんだけどなー。