NTR属性の致命的な問題点

それは、彼女(もしくはそれに準じる存在)を寝取られることに喜びを覚える、なんて代物である以上、どうしてもそれを嫌悪する人が出てくるってことよね。そういった人たちは、NTR好きは好きな者同士で語ってろ、巣から出てくんな、純愛ゲーに不意打ちで寝取られ入れんな、と主張する。確かに、NTRに限らず無数の属性持ちが製品においてもそれを語る場においても棲み分けることはお互いにとって幸せなことなのだろう、と思う。前者については異論はない。後者についても、メーカーがNTRのあるゲームにはそう銘打ち、そうでないものには「NTR一切なし!」とか煽りを入れることでユーザーの声に対応している。


でも悲しいかな、世の中には、NTRは純愛ゲーの中で不意打ちで食らってこそ、といったようなどうしようもない連中も確実に存在してるんだよね。とどのつまりは、我々のような(c)平野耕太。昔懐かしい吉野家コピペ風に言うと、「NTRってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。長年の友人と彼女がイチャイチャしてるのをいつ目撃してもおかしくない、寝取るか寝取られるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか」ってところか。だから、数少ないNTRを謳うゲームもそれはそれで有り難いんだけど、最初から寝取られると分かってるんじゃマゾ的な喜びも半減するというもので、決定打にはなりにくい。でもNTRを銘打ってないゲームにNTRを仕込むのはユーザーの反発が大きい。我ながら我が侭この上ないよね。あと、力に訴えてでなく、超能力や催淫剤も使わずに堕とされるのが好き、という場合、その条件をクリアして尚且つヒロインを魅力的に描く、というのは結構至難の技という気もする。誰か、ここら辺の問題を解決してくれる抜本的なアイディアを業界に提言してくれないかしら。