個人サイトにおける作り手との距離の取り方

  • 時々、特定の作品/作者に話題を絞った……つまりファンサイト的なものを作ろうとするんだけど、その度に移り気な自分に特定の対象物をずっと追いかけることができるのか不安になって挫折する。そういうのって短命に終わるとちょっと恥ずかしいし、ファンサイト持ちってことで、心情的になんとなく批判が出来ないような状況になるのも辛いしなー。
    • いや、筋の通った批判ならまだいいけど、ファンサイトならそれだけ作家/作品のことを理解してなきゃいけないはずってことで、賞賛でも批判でも的外れなことを言って叩かれるのが怖いのかな。それだけの覚悟も教養も今のところない。
    • 「基本的に褒める感想サイトをやっている作家の人と知り合いにもなれて楽しいですよ」という話をどっかで聞いたけど、感情の赴くままに書きたいから作り手のことを意識しない、ってのと作り手のことを意識するから感情の赴くままに書かない、ってのはある意味同じなのかも。作り手が知り合いだろうがなんだろうが言いたいことを言えるならそれがいいんだろうけど……
    • この人が私のプライマリです!って作家よりは、二番手、三番手くらいの方が感想とか書きやすい。彼は○○(作品名とか作家名とかが入る)の偉い人だ、みたいに認知されることの窮屈さとか、僕が一番ガンダムをうまく扱えるんだ!的な思い込みとかなー色々なー。
  • あと、作者萌えはある程度作者と距離を取ってないとやりにくいってのもあるかな。まあサイン会以上に作者の人と近づく機会なんてこれまでもこれからもなさそうだし、これは要らぬ心配だけど。
    • つまり、うめせんせーすきー、ということ。
  • 話は変わって。信者ってのは、他の作家との相対的な評価じゃなくて、その作家の作品としてどうなのか、が大事な人たち、という気も最近してきた。つうか、別に信者ってほどでなくとも作家買いするくらいの作り手なら大体そうかも。キャラクター、設定、文章、この人より誰々の方が……とか、わりとどうでもいい。いやどうでもいいとまでは言い切れないけど、さして重要じゃない。その作家の作品の中でどういう位置なのか、ということのほうが重要。具体的には『カナスピカ』とか。あの作品についてパンチが足りない、というのはそれはそれで納得できる意見ではあるのだけど、自分にとってはあの作家があの作品をあの時期に書いた、ということの方が重要だったり。あとは『ブルースカイ』の評価とかもそうか。面白みを感じる部分が、その作り手に初めて触れた人と違う。そういった点が、或いは、つまらない作品に寛容だとか、信者だから擁護してる、といった風に見えてしまうこともあるのかも。