エルフェンリート(11)/岡本倫

エルフェンリート 11 (ヤングジャンプコミックス)


連載の方も残すところあと1回、コミックスも次で終了。あとがき曰く「大往生」だそうで。まだ少し早いけど、ホントお疲れ様です。


ところでこの作品はコミックス化される度、それなりの量、加筆修正がなされています。私は一応ヤングジャンプ本紙の方も毎号チェックしているのですが、これが楽しみでコミックスを毎回買ってます。んが、今回はちょっとばかし残念な修正が。


修正されているのは、91話「間抜け」。イメージとしては、RPGのラストダンジョンをご想像いただければ分かりやすいかと。そこでルーシーとラスボスこと角沢長官が対峙しています。長々と自分の野望を語る長官。ルーシーの弟だという新キャラの登場。1人盛り上がり、長官は「世界の半分をお前にやろう」的な提案をします。その結末が



これでした。終盤になって思わせぶりな登場をした新キャラも、いともあっさり。しかもヅラ飛んでます。言葉ではなかなか説明し辛いのですが、リアルタイムで追っかけてた人たちは皆、その右斜め上を行く展開に呆然とし、そして「エルフェンだからなあ」、と納得したものでした。で、これがコミックスでどうなっているかというと



こんな感じで、見開きで首だけを映す構図になっています。相変わらずヅラは飛んでますけど。


まあ、衝撃的なシーンですから見開きでやりたかった、ってのは分かります。でも、引き気味な絵で首が胴体から冗談みたいに飛んでる、ってのがずっとパターンだったのになあ。正直、ちょっと残念です。