2009-02-14から1日間の記事一覧

封仙娘娘追宝録(1)〜(10)/ろくごまるに/富士見ファンタジア文庫

最終巻に備えて読み直し。やはし1−4巻までが第1部、5巻で一息ついて、6巻からが第2部、という感じ。雰囲気もそこら辺で変わってる。第1部は基本単発エピソードの連続で第2部は全体の流れを見据えた続き物、ってのは『スレイヤーズ』や『オーフェン』と一緒か…

封仙娘娘追宝録・奮闘編(1)〜(5)/ろくごまるに/富士見ファンタジア文庫

こちらも読み直し。後になるにつれてひねりにひねった話が増えてくのが、作者の苦労を窺わせる。自分が好きなのは姉御が登場する「バラの酔っぱらい」「バラの酔っぱらい、ふたたび」、レンゲの王というアイディアがバカらしい「大地に蠢く花の王」、氷の和…

失楽園/ジョン・ミルトン 平井正穂:訳(上)(下)/岩波文庫 

17世に書かれた、聖書中の「創世記」を元にした叙事詩。『神曲』と共にキリスト教文学を代表する作品であるらしい。日本ではすっかり渡辺淳一の不倫小説の方が有名になった感も。 叙事詩だけに、一文一文に言霊が込められているように力が入っていて、特にサ…

鷺娘 京の闇舞/菅浩江/朝日ソノラマ文庫

近年の京の、それまでの街並みを無視した開発に業を煮やしていた幽界の后が、彼女にとりついた。将来のことで喧嘩をしていた主人公だが、舞妓の朱鷺絵と協力して彼女を救い出そうとする。 伝奇オカルトだと思っていたらいつの間にかSFになっていた。作者への…

空飛ぶ馬/北村薫/創元推理文庫

あんまり世間ズレしてない女子大生が落語家の円紫さんと身の回りで起こった些細な事件を解決していく。『円紫さん』シリーズの1作目。米澤穂信から日常の謎繋がりで読み出したけど、んー……ちょっと自分には上品過ぎた。落語に限らず、色んな教養がない自分に…

狭き門/アンドレ・ジッド 山内義雄:訳/新潮文庫

フランスのノーベル文学賞受賞者によるキリスト教文学。信仰について、ということ。『文学少女』シリーズ最終エピソードの題材。今の自分にはよく分からなかった、というのが正直なところ。

ストロベリーシェイクSWEET(2)/林家志弦

久々の続刊にして完結編。最後までハイテンションで駆け抜けた。少々疲れるけど、でも、満足。個人的にはZLAYのよく出てくるほうの二人が好きだった。

WHOLE SWEET LIFEバレンタイン連続更新2009

http://gs.dengeki.com/suteki/blog/2009/02/14/ 自分が本格的にこの企画にハマったのも2008年のバレンタインからだった。 そういう意味でも思い出深いイベント。であるにも関わらず、どうせ今年は小説で忙しいだろうし土曜だしないだろ−とか思ってて、更新…

正に外道

例の事件の影響で、某所があんまり荒れなくてよかった。 が、その一方でちょっと拍子抜けもした。普段あれだけ危うい会話が交わされてる中からモノホンの犯罪者が出てしまったってのは(因果関係は別としても)個人的にはかなりの衝撃だったのに、かつての電…