封仙娘娘追宝録・奮闘編(1)〜(5)/ろくごまるに/富士見ファンタジア文庫

くちづけよりも熱い拳―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)最後の宝貝(ぱおぺい)―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)


こちらも読み直し。後になるにつれてひねりにひねった話が増えてくのが、作者の苦労を窺わせる。自分が好きなのは姉御が登場する「バラの酔っぱらい」「バラの酔っぱらい、ふたたび」、レンゲの王というアイディアがバカらしい「大地に蠢く花の王」、氷の和穂が美しい「殷雷の最後!!」「秋雷鬼憚」、導果先生の魅力が爆発している「刀鍛冶、真淵氏の勝利」、ひねりにひねったアイディアの結晶である「雷たちの饗宴」辺り。「夢の涯」はストレートすぎていまいち。