新世紀エヴァンゲリオン 14-20話

NEON GENESIS EVANGELION vol.04 [DVD]NEON GENESIS EVANGELION vol.05 [DVD]

14話「ゼーレ、魂の座/weaving a story」

  • Aパートは総集編。黒背景に白文字のテロップを多用。ゼーレとゲンドウが記録映像を見ている、という体裁を多分取っていて、BGMは一切、台詞も殆どないのが印象的。
  • Bパートは綾波のモノローグから始まり機体連動試験。零号機の暴走。気持ちのいいこと⇒碇司令ってのはダイレクト過ぎるがな。

15話「嘘と沈黙/Those women longed for the touch of others' lips, and thus invited their kisses」

  • 現在の状況を鑑みると2015年はもっと晩婚化が進んでるんじゃないかしら。セカンドインパクトでそういう価値観も一回リセットされたとか?
  • シンちゃんが綾波にお母さんを感じ始めたのは前回のことがあったから?
  • シンちゃんの「分かってるよ」はああミサトさんに対しこういう甘え方ができるようになったんだなあと感慨深い。
  • 「私は大人よ!」を連呼するアスカにしては意外なことにデート用の服が七五三みたい。
  • 「全ては心の中だ。『今』はそれでいい」ってのは、「補完計画」が発動すれば会えるんだから的なニュアンスがあるのかしら。
  • キスした後アスカが洗面所にうがい始めたところでシンちゃんがビクンとするところ、「あんたなんかとキスしたからよ!」と言われて手首がかくんってなるところはコメディタッチだけど、あんまり後に引かなかったのかな。EOEを観る限りあんまりそうも思えないけど。
    • この直後の16話でシンちゃんが「戦いは男の仕事!」とか言い出しちゃったのは、ああいう態度を取ったアスカへの当てつけ?

16話「死に至る病、そして/Spliting of the Breast」

  • 13-15話と続いていた番外編パートが終了。後半戦の1本目。
  • 冒頭にあの一見いつもと同じような明るい日常パートを持ってくる底意地の悪さが。
    • ミサトさんは前回復縁した加持さんからの電話を受ける。アスカからは「幸せを押し付けないでよ」と指摘され、リッちゃんからは「加持くん?」と看破される。その緩さが続いて……具体的には多分加持さんとイチャコラして遅刻してしまう。増長したシンちゃんを皮肉交じりに?「逞しくなったじゃない」と評し、「あなた、いい保母さんになれるわよ」と言うリッちゃん。が、すぐに「シンジ君を失うのはあなたのミスなのよ!」と言わざるを得なくなる。……1話の中で二転三転してるなあ。
  • 「模試だけ満点取ったってしょうがない」はシンちゃんの優等生気質をうまく言当ててるような気がする。
  • 「あなたは人に褒められるためにエヴァに乗ってるの」はシンちゃんのことでは……。
  • アスカが病院にお見舞いに行くも素直に謝れない。シンちゃんは苦笑する。これにて一件落着……とはいかないのがイヤーンな感じ。この先もアスカには辛いことばかりで、綾波との関係も悪化していく。
  • 予告の「この次も、サービスサービスゥ!」はTV放映版では今回が、ビデオ版では次がラスト。

17話「四人目の適格者/FOURTH CHILDREN」

  • 大人が子どもに人類の命運を託さなければならない、というある意味子ども向けのアニメや漫画が背負って立つ業を『ガンスリ』『円環少女』は引き継いでいるのだろうか。
  • ああいうことがあった綾波の部屋に上がりこんで掃除をしてやれるシンちゃん。
  • 今回から3連続でシンちゃんと加持さんは対話してるのな。
  • トウジが「余裕なんやろな」と言った時のシンちゃんの複雑そうな表情。言葉だけ抜き出すと皮肉にしか聞こえないんだけど……。
  • 視聴者にはバレバレで主人公も薄々悟ってるんだけど、決定的な事実は告げず緊張感を高めていく。この演出いいな。
  • 「これからの時代を担う君たち若い世代が〜」という合歓川先生の説教を聴きながらのトウジの葛藤。

18話「命の選択を/AMBIVALENCE」

  • 積乱雲を見ると「ラピュタは本当にあったんだ!」とか言い出したくなるのはオタクの悪い癖。
  • あれだけ暴走させといて「ちゃんと動いてる」も何もないよなー。
  • ケンスケの「自分をエヴァンゲリオン3号機のパイロットにしてください!』がコメディタッチに流されてるのがなんとも。
  • 前回のシンちゃんがトウジに看破されたように綾波もまた変化していっている。
  • マヤちんが「これがダミープラグの力なの……」と言ってる向こうのモニターで初号機が参号機の首絞めてるとこの構図が好き。

19話「男の戰い/INTROJECTION」

  • 箱根湯本駅から第三新東京市を出ていこうとするシンちゃん、ケイジでパパと対峙するシンちゃん、綾波の犠牲が後押しして初号機に乗ることを決意するシンちゃん。あとはゼルエルの造形と初号機の暴走。今までの話と意図的にかぶらせた構図がいっぱい。
  • 初号機の腰の部分が真っ黒に塗りつぶされてるのが気になる。スケジュールぎりぎりだったのかしら。
  • コアの部分をつんつんしてるゼルエルが可愛い。「メインシャフトが丸見えだわ!」とか、なんというか、使徒によるネルフ本部大レイプ大会。
  • ゼルエルを追い詰めるシンちゃんの狂気の表情からして、このエピソードが「決意、そして大勝利!」的なものとは思えない。

20話「心のかたち、人のかたち/oral stage」

  • 「迂闊に手を出すと何をされるか分からない。葛城さんと同じですね」ギャグが滑った日向君。手を出したことがあるのか。
  • 催眠音声を聞いた時どっかで覚えがあるなあと思ったんだけど、アレだ、この回の「それはとてもとても気持ちのいいことなのよ」に似てるんだ。
  • ラストの「変なもの入れないでよ」のシーンは当時家族が留守の居間で。目を玄関とテレビを往復させながら観てた記憶があるな。

エヴァ近況

  • またエヴァで脱税か。そんなとこまで当時を再現せずとも。しかもこのタイミングで。あるいはこれも庵野のシナリオ通りか。
    • 108のダミー企業を作ればよかったんじゃないかしら。
  • 頭を使わない作業中にエヴァを脳内再生するなど。一つ一つのシーンが繋がってるとやり易い。ミサトさんが「シンジくん!」て悲鳴あげてシンちゃんが病院のベッドで目を覚ます、みたいな。
  • サイゾーasin:B002BX0H66)の表紙のアスカは、シンちゃんとキスした後うがいとか絶対しなさそう。コンティニュー(asin:477831185X)の表紙はよりガイジンっぽい。