2008-08-31から1日間の記事一覧
馬糧小屋の馬糧の中へ、二人は仰向けになって転がった。手と手だけは繋いでみた。体が納豆のように蒸れて来ると、城太郎は物狂わしく小茶ちゃんの指へいきなり噛みついた。 「ア痛っ」 「痛かった、ごめん」 「ううん、いいの、もっと噛んで」 「いいかい」 …
アンリエッタ王女登場、ルイズの婚約者なんてのも現れて隣国への使者に旅立つ。思ったよりファンタジーファンタジーしてて驚いた。が、大仰な展開の割りにやっぱりページ数が足りてないなー。まあ主人公とヒロインの周辺しか描かない、というのも一つの手で…
第2回ヤングミステリー大賞準入選作。戦乱の世のコバルト的ラブロマンス。文章も歴史考証も丁寧なのはいいんだけど、ちょっと疲れるなー。ミステリ要素は後からとってつけた感がアリアリ。この頃の富士ミスはそれほどふっきれなてなかったのね。それ以外は、…
不倫は文化です。……まあこんなもんじゃないかなあ。こんなもんだからあれだけ売れた、ということは言えなくはないと思う。分かり易さと陳腐さはニアイコール。日経新聞で読める直木賞作家のポルノ、というある意味ジャンプにおける『To LOVEる -とらぶる-』…
探偵小説家先生の押しかけ弟子になったとぼけた青年が主人公の大正ミステリー。第3回富士見ヤングミステリー大賞受賞作。 講談調の文章は読み易く(といってもそれ単体で魅力があるわけでもない)、キャラクターも立ってるんだけど、新人のデビュー作にして…
さて、ずっと以前、と申しましてもみなさんがこの世に存在するよりはまだ昔のことです。地球がまだ平たい板で四頭の白象に支えられているとか考えられていたころ……、世界の果、それは当然極度に密度の拡散した周辺地帯として解釈されていました。しかし、現…
リアルタイムで読んでいれば4年ぶりの新刊。引き続き玄造の回想のさらに回想。どうやら雑誌が休刊したのが原因の一つだったらしい。間が空いた割りに内容にさほど違和感は覚えなかったけど、勉強の成果を全て出そうとしてるのかなんなのか、回想が長い……。つ…
元々は富士見ファンタジア文庫で刊行された、映画『パトレイバー』2作目のノベライズ。押井版だけ復刊されて伊藤和典や横手美智子のものは手つかずな辺り、『パトレイバー』というより押井守の処女長編として捉えられたんだろうなあ、という気はする。 自分…
スレイヤーズ(5) 白銀の魔獣/神坂一/富士見ファンタジア文庫 スレイヤーズ(6) ヴェゼンディの闇/神坂一/富士見ファンタジア文庫 スレイヤーズ(7) 魔竜王の挑戦/神坂一/富士見ファンタジア文庫 スレイヤーズ(8) 死霊都市の王/神坂一/富士見ファンタジア文庫 …
漫画にするとますます幼いさんのコミカルさが際立つなあ、と思った。小鳩君はイケメン。健吾は高校生に見えないくらいゴツイ。……そんなもん。
基本的には野明の成長話。劇場版の「ただレイバーが好きな女の子でいたくない」はここから繋がってくるのね。コメディ調が大半。 OVA第1期、劇場版、TVシリーズ、OVA第2期、劇場版2まではほとんど立て続けに制作。クオリティは劇場版1、2が突き抜けててTVシ…
押井守×天野喜孝。わけわかんない内容で、これが売れなかったばっかりに押井が『パトレイバー』までしばらく干された、で有名な。……言うほどわけわかんなくもなかった。退屈ってのは、まあ人によってはそう感じる人もいるだろうけど。映像美だけは超一級な分…
押井守×うつのみやさとるのOVA全6巻。長広舌のセリフが延々と続く舞台演劇風味。『閉鎖のシステム』を映像化するとしたらこんな感じかなーいやー全然違いそうだなー。さすがに全編あの語りはきついといえばきつい。が、まあ面白かった。多分8割くらいはベテ…
暑い。食事が重い。体が重い。アニメも重い。『スレイヤーズR』『魔法遣いに大切なこと』『イタズラなkiss』『コードギアス』がふと唐突にどうでもよくなる。アニメの出来は勿論、面白いかどうかすら視聴傾向にはあんまり関係ない。ただめんどい。 てか『コ…