2008-08-21から1日間の記事一覧

スレイヤーズRevolution #8「Hurry up つっこめっ! いや、つっこむな?」

ズーマ襲来にゼロスとのバトルと原作ファンとしては燃える展開が続く……はずなんだけど、イマイチアクションが緊迫感に欠ける。作画はそれなりにいいので、多分演出がよくないんだろうなあ。ズーマに関しては、キャラクターデザインが今の時代には少々そぐわ…

タッチ/あだち充

言わずと知れたあだち充の代表作。 10年近くギャップがあるのに『H2』等と比べて今読んでもほとんど遜色がなかった。この頃から作風が完成されてた、ということなんだろうな。或いは、サンデー独特の打ち切りも少ない緩い空気が既定の作風を変えるということ…

スレイヤーズ(7) 魔竜王の挑戦/神坂一/富士見ファンタジア文庫

新装版表紙のゼル×アメ推しが謎。それはそれとして、一行はディルス王国を経てドラゴンズピークへ。なにがなんでも生きようとするリナ、それを肯定するミルガズィアさん、肯定するが故に対立するガーヴ、と至って普通に生命賛歌だよなあ。で、いいところで『…

スレイヤーズ(8) 死霊都市の王/神坂一/富士見ファンタジア文庫

第1部完結編。世界の謎が解き明かされるのは、和製ファンタジーの醍醐味であるなあ。 ガーヴの腹から1本の白い腕が生えている、という凄惨な幕開け。とうとう姿を現した冥王フィブリゾ。お姫様よろしく攫われたガウリィを放っておくわけにはいかず、舞台はサ…

天征伝 漆黒の守護天使/護矢真/富士見ファンタジア文庫

第3回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞者のデビュー作=受賞作は単行本化ならず、ということ。キリスト教圏、仏教圏、そのほか色々の文化思想がごっちゃになってて特に気にしてない辺りがライトノベルだよなあ、と。読みやすいは読みやすいけど、これといっ…

化物語(上)(下)/西尾維新/講談社BOX

今まで西尾維新はアクション描写がうまくないなあと思ってたけど、単に派手さというかけれんみが足りないだけじゃないかとこれ読んで思った。掛け合いはここまでくるとおなかいっぱい。

風の聖痕/山門敬弘/富士見ファンタジア文庫

第13回ファンタジア長編小説大賞準入選作。かっこいいはずの主人公が全然かっこよく見えなくて辛かった。読んでる内に恥ずかしくなってきたので最後の方は斜め読み。これが思春期特有の全能感ってやつかー。

ご愁傷さま二ノ宮くん/鈴木大輔/富士見ファンタジア文庫

第16回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞。男性恐怖症のサキュバスと同居でいやーんなかんじのラブコメ。 お手軽なラブコメのはずなのに文章がくどいかなあ。テンポはいいし、センスは嫌いじゃないんだけど、ちょっと疲れる。これなら主人公の一人称の方がよ…

マテリアルゴースト/葵せきな/富士見ファンタジア文庫

第17回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞。タイトル通り、半径2m圏内の幽霊が実体化するという特殊能力を持った主人公(自殺願望あり)の話。うまいこと言おうとして滑ってる感全開のコメディ部分、というか主人公の一人称パートが辛い。エロゲーのギャグパー…

『かのこん』に見るライトノベルの未来

『かのこん』の原作は、実はそんな全編エロエロしてるわけじゃない。毎巻そういうシーンがあるのは事実だけど、分量的には多くてせいぜい全体の2-3割くらいで、あとは普通にバトルやらギャグやら。本筋(!)とは関係ないシーンも多く、あくまでサービス要素…

神坂一公認FC『めが・ぶらんど企画』の過去発行物からちょろちょろと

http://homepage1.nifty.com/O-TRAP/megainfo.htm 揶揄を込めて「ドラクエ小説」と呼ばれることもある『スレイヤーズ』(つうか別に『スレイヤーズ』に限った話でなくライトファンタジー全般が対象か)だけど、本人はどちらかというと『FF』の方が好き FC製…