2008-06-15から1日間の記事一覧

パレード/川上弘美/新潮文庫

『センセイの鞄』番外編。特に何も言うことはなく。

めいたん メイドvs名探偵/樺薫/小学館ガガガ文庫

なんか、博覧強記でペダンティックなところが新城カズマみたいだなあ、と思った。メイドの衰退と探偵小説の勃興、あるいはメイドと武士道とか発想は面白いんだけど、全体的に見ると色んな要素がとっちらかってていま一つ。

点と線/松本清張/新潮文庫

社会派ミステリって聞いて、まあ動機の部分に「社会派」がかかるのかなーと連想していた。それはそうだったんだけど、時刻表トリックの成立にもそれが巧く使われていた。表現が直截的というか、なんでもかんでも言葉にしてるのはちょっと気になったけど、こ…

封神演義/陸西星:撰、川合章子:訳/講談社+α文庫

ジャンプ暗黒時代に青春を過ごした自分にとって『封神演義』といえば当然藤崎竜の漫画のことであり、原典は当時結局読まなかった。今回読んだこれはまあ抄訳だなあという感じで、藤崎版の少年漫画としての脚色力を改めて知ることとなった。

キマイラ・吼(10) キマイラ独覚変/夢枕獏/朝日ソノラマ文庫

チャイニーズの人が台湾に帰る。この期に及んでまだ新キャラとかも出てきてるけど、それでも物語はいよいよ佳境に入ってきている、ように思える。作風が微妙に変わってなんだかパワーも落ちてきてるような気がするのが少し気がかりだけど。この頃、昭和と平…

ロリータ/ウラジミール・ナボコフ 大久保康雄:訳/新潮文庫

陪審員のみなさん、少女とのうずくような、甘い、せつない、肉体的―――ではあるが、かならずしも交接の必要のない―――関係を追い求める性犯罪者の大多数は、単に実際上はまったく無害な、いわゆる常軌を逸したふるまい、性的偏倚によるささやかな、熱烈で、じ…

怪人二十面相・少年探偵団/江戸川乱歩/江戸川乱歩推理文庫

何故か表紙が天野喜孝。これが出た87年って氏がソノラマでばりばり活躍してた頃だったから、そっちの層を取り込もうとしたのかしらん。てか、ぱっと見で誰だか分からないのはこの人のデフォルトなんだろうか。 内容は、えーと、小林少年は毎回女装するんでし…

タツモリ家の食卓(2) 星間協定調印/古橋秀之/電撃文庫

繋ぎの巻。ここまで何も起きないというのも珍しい。基本的に舞台が家から離れない。まあでもあとがきで本人自ら言ってることだし、これはこれでつまらなくはない。

されど罪人は竜と踊る(2) 灰よ、竜に告げよ/浅井ラボ/角川スニーカー文庫

ウェットな作風で、主人公たちが先に悲劇に涙してくれるので、こちらは特に落ち込まずに済んだ。作中で理不尽なこととして描かれる出来事はあくまで作中での出来事で、作者の方に「こんな理不尽な話作りやがって!」という思いが行かない(『オイディプス王…

xxxHOLiC◆継 #10「不戻 キヅキ」

小羽ちゃんに対する世間の目に違和感。力になってくれるのが四月一日たちくらいしかいないってのがなー。そういう話なのは分かるけど、インターネッターのロリコンの人とか、もうちょっと味方になってあげててもよさそうなもんだけど。実際に助けてくれない…

To LOVEる -とらぶる- #11「金色の闇」

これで原作に登場しているヒロインは登場しきった筈。このアニメは注目株の声優が多いので、そこらへんの雑感でも。 渡辺明乃 ハーレムアニメの主人公に女性声優を起用する、ということについてその内考えたい。 戸松遥 『ポリフォニカ』『もえたん』と比べ…

1年位前に雑誌を紐で縛るようになっていたコンビニが、再度紐を外してた。立ち読み客の足が遠のいて売上げ落ちたのかな……。 ヤンマガ 相原(妹)さん、たまに出てきたと思ったらあんな役かよ!つくづくあの姉妹は作者の人の愛情を受けてるなあ>でろでろ 相原…