アニオタの生活サイクルとTVアニメの放送形態

実際にできるかどうかはもちろん別として、ある番組の放映開始時期を他より1週間ばかり早めれば、それだけで初回視聴率が上がったりしないだろうか、とか考えた。これだけ本数が多いと、アニオタの新番に対するワクワク感ってのも日が経つにつれて右肩下がりで減ってくだろうし、それなら多少フライングしちゃった方が有利なのかな、と。


1週間ってのが肝で、例えば『プリキュア』とかがやってるような2月放映開始、ってのはあれは長年あの時間帯でやってきて、オタに、あるいは世間に認知された枠だからこそそれなりに注目を集められるのであって、無名の番組がやっても効果は期待できない(そもそもあれは、4月から進級/進学するお子様に玩具/文房具を売るためにそのちょっと前の時期に設定してるらしいけど)、どころかかえって見向きもされない気がする。人々が来期の新番を意識し始めるような時期、ちょうど今ごろが狙い目。


んーでもどうかな、新番放映開始の1週間前、ってのは取りも直さず前期分の最終回か、全く関係ない特番をやっててアニオタ的には骨休みの時期になるわけで、そんな時に新番を始められても、空気嫁、って話になるのかしら。昔から(自覚的にアニメを観るようになってから)テレビアニメが15分×2と決められてて、自分の身体もそれに順応するよう最適化されてる(逆にそれ以外の放送形態の場合、身体がうまくアニメを見る態勢になってくれない)みたいに、一部を除いてアニメは改変期に一斉に開始するもの、みたいな考えはもう確固として自分の中にあって、そこから逸脱する番組は生活サイクルに組み込みづらいのかもなあ。


あとあれ、似たような話としては、最近の1クールもしくは2クールに慣れてるアニオタの人たちは、1年ペースの番組を観ることができないんじゃないか、ってのもしばらく前に妄想してたけど、妄想のまんまだ。実際のところ、自分はストーリー物の場合、2クール以上って観るのが辛いんですけど、他の同年代の人はどうなのかな。単に自分が集中力が持続しないってだけなのか。閑話休題


てかまあそもそも、正規放送を見逃しても後から見ようと思えばいくらでも観れるこの時代、初回の視聴率とかあんまり意味ないのかもしれないけどねー。ただ、例えばこれからアニメが全部オンデマンド放送になったり、形態がどう変わろうと観てるのが人間である以上、どう生活サイクルに組み込んでいくか、みたいな話はなくならないのだろう、と思う。