メールフォームのサービスを変更

これまで使っていたメールフォームサービスの内容が変更された。これの文字コードがSHIFT-JISなんだけど、はてなの採用しているEUC-JPに対応するには有料版にしなければならないならしい。……ということで忍者toolsのそれに乗り換える。はてダに埋め込めることのできるサービスってフォームメーラー以外に知らなかったんだけど、忍者toolsが対応しててよかった。メールフォームで他のサイトに飛ばされるのって抵抗あるから……。忍者toolsは以前のサイトでアクセス解析を使わせてもらっていた。はてダに移ってきてから随分放置してたんだけど、まだアカウントが残ってたのかー。

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元infoseekゲームランキングの中の人、どっかで日記書いたりしてねえかなあ。教えてナージャ

キーボードを新しいものに替える

キーの掃除をしてたら、内部の電池部分から基盤?に向かって伸びてる配線がブチっといった。セロテープで繋げてみたりしたけど効果はなし。修理を頼もうにもメーカーに問い合わせてみたら補償期間は過ぎているし、そもそも部品の在庫が既にないとのこと。結局買い換えることに。

  • 購入方法としては秋葉原辺りに出向くか、近所の量販店で適当なのを見繕うか、amazonその他のweb通販か、ヤフオクか……といった辺りを検討したんだけど、amazonのポイントが残っていたので、近所の量販店で色々見て店員の人に相談、その結果を通販での購入に生かすことにした。秋葉原で得られるものとそこまでの交通費が必ずしも見合うものかというと疑問だったし、恒常的に使うものだからヤフオクはちょっと怖い。
  • 基準その1:PS/2及びUSB共に接続可。これはUSBは挙動が少々おかしいのであんまり使いたくないけど、かといってPS/2のみというのも不安だったため。その2:狭いテーブルの上に置くので、できるだけ省スベースであることが望ましい。その3:できればワイヤレスであること。その4:できれば現在使っているマウス、ディスプレイと色合いが合うこと。この内3は断念したけど、それ以外は大体叶えられた。
  • 丁度お正月セールをamazonでやってたので、あんまり悩むことなく注文。今回初めてお急ぎ便を利用したんだけど、深夜0時頃に注文して届いたのは翌日の夕方18時頃だった。これが標準かどうかは分からない。
  • 実際の使用感
    • 105キーから101キーへ。二つずつあったwindowsとaltが1つずつになってPrtScとInsertが別のキーと同じところに割り当てられてた。
    • 軽いのはいいんだけどやや不安定でちょっと強く打ち込むとぐらぐら揺れるので、下にクッションを敷くことで事なきをえた。
    • キーの表面がざらざらしてるのが気持ちいい。
  • PCが使用できない間は携帯電話とwebキーボードで頑張っていた。


マリオン&Co. 黄金郷に手を出すな/新城十馬/富士見ファンタジア文庫

黄金郷(エルドラード)に手を出すな―マリオン&Co. (富士見ファンタジア文庫)


先祖代々の悪党の血筋であるマリオンと、彼女を改悛させようと頑張るシスター・澪が、南米の古代遺跡に眠る黄金を狙う。新城カズマもとい十馬のオリジナル小説デビュー作。


なんだか流されるままに状況が進んで焦点がよく掴めなかったんだけど、オチは流石の一言だった。

若おかみは小学生!/令丈ヒロ子/講談社青い鳥文庫

若おかみは小学生! 花の湯温泉ストーリー(1) (講談社青い鳥文庫)


タイトル通り。ライトノベルみたいなアニメ絵の表紙ってことでも結構話題になったシリーズ。ぷにけ参加者の人なんかには思うところもあるのかもしれないけど、自分はこの本の読者ではないなあ、ということをただただ痛感しただけだった。

クレギオン(1) ヴェイスの盲点/野尻抱介/ハヤカワ文庫JA

ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)


夢見がちなおっさん社長ロイドに、女性パイロットのマージ、航法士の少女メイ。三人揃ってミリオン運送。PBM「クレギオン」のノベライズなシリーズの1巻目。富士見ファンタジア文庫から出ていたものの新装版。


この巻では、機雷原に覆われた惑星でロイドとマージがメイに出会うまでを描いている。軽妙な掛け合いとSF的な大道具が楽しい作品。でも、キャラクターの行動原理にはちょっと疑問を覚えるところも。

煌夜祭/多崎礼/中央公論社中公Cノベルスファンタジア

煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)


漂泊の語り部たちが物語を語り合う「煌夜祭」。今年も、死なない体を持ち、人を喰う魔物たちの物語が語られる。第2回C★NOVELS大賞受賞作。


狼と香辛料』同様、牧歌的なファンタジーというのは好きなのだけど、複雑に絡み合った話が最後に一つに繋がる、という話の流れが綺麗過ぎて逆にあんまり印象に残らなかった。

抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王/三浦良/富士見ファンタジア文庫

抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王 (富士見ファンタジア文庫)


少女の勇者に倒された魔王は、復讐を誓う。勇者は、魔王を倒した後、何故か世界を征服する。第17回ファンタジア長編小説大賞審査委員賞受賞作。頭がいいはずの女勇者があんまり頭よさそうに見えない。だから、なんつうか、いつものフレーズである思春期特有の全能感がどうの、というか。いきがってるなあ、というか。

狼と香辛料/支倉凍砂/電撃文庫

狼と香辛料 (電撃文庫)


狼の化身ホロと行商人ロレンスの二人旅。第12回電撃小説大賞銀賞受賞作。牧歌的な辺りは楽しめたんだけど、経済話は面白がれる回路がこちらになかった。『星界』シリーズのジントとラフィール様が年をとったような二人の掛け合いはこの巻が終わる頃には飽きてしまった。

学校を出よう!(5)(6) NOT DEAD OR NOT ALIVE+VAMPIRE SYNDROME/谷川流/電撃文庫

学校を出よう!〈5〉NOT DEAD OR NOT ALIVE (電撃文庫)学校を出よう! (6) VAMPIRE SYNDROME 電撃文庫 (0996)


現時点での最終巻。第3EMP学園で猛威を振るう吸血鬼症候群。見知った者が次々とその毒牙にかかる中、由悠季や退魔班の二人が解決のため奮闘する……というのは表のあらすじで、実際は宮野が世界の構造に挑む話。宮野がかっこいいし、別に嫌いなキャラではないんだけど、この男に芽衣子を渡すのは腹立つなあ(笑)。『ハルヒ』もそうだけど、根本的にこの作者の描くカップルってのが気に食わないのかもしれない。

死神とチョコレート・パフェ/花凰神也/富士見ファンタジア文庫

死神とチョコレート・パフェ (富士見ファンタジア文庫)


自分の命を奪いに来た死神少女と同居生活。第18回ファンタジア長編小説大賞準入選作。……んー、水口敬文のデビュー作を読んだ時にも思ったんだけど、文章から「ああ、この人自分と同じ時代を生きてきたんだなあ」というのがモロに出てると、素直な目では見れなくなっちゃうなあ。同族、もとい同世代嫌悪。ザ・『スレイヤーズ』や『オーフェン』を読んで小説家になった世代。主人公の口調が邪気眼使いっぽくてうわーとか思ってしまった。

はじまりの骨の物語/五代ゆう/富士見ファンタジア文庫

はじまりの骨の物語 (HJ文庫)


「冬」の軍勢に覆い尽くされようとしている世界で、彼等と戦う軍勢の中にいた女戦士ゲルダは、彼女の師でもあり父でもあり情人でもあるアルムリックに裏切られる。ゲルダは復讐を決意するが、その行動の陰には世界の秘密が関わっていて……。第4回ファンタジア長編小説大賞・初の<大賞>受賞作。画像はHJ文庫から出た新装版。


異世界ファンタジーにおいて世界を構築する力と世界を描写する力というのは別物で、前者においてならこの物語はありがちな北欧神話をベースにしていて、そんな特別とも思えない。が、後者の力には圧倒された。「冬」に埋め尽くされようとしている世界、主人公の吐く息の白さ、情事の熱、そういったものが臨場感たっぷりに描写される。これこそ異世界ファンタジーを読む醍醐味だ。『はじまりの骨〜』は当時の自分にそれを教えてくれた。


しかし、富士見はこの人をどうしてもうちょっとうまく扱えなかったのか。電撃における高畑京一郎くらいのポジションになってもよかったと思うんだけど。『ハリポタ』『指輪物語』の時に映画化……は、キャラとか戦争描写が地味だからあんまり映えないか。

クレヨン王国の十二か月/福永令三/講談社青い鳥文庫

クレヨン王国の十二か月 (講談社青い鳥文庫)


王妃様の悪い癖にこりごりして、失踪した王様。ユカは王妃様と一緒に王様を探してクレヨン王国を旅する。


日本の児童文学の中でも人気と評価が高い作品、という印象があったんだけど、んー……特にピンと来なかった。色鮮やかな国の描写はよかったんだけど。

文学少女と穢名の天使/野村美月/ファミ通文庫

“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)


題材はガストン・ルルーオペラ座の怪人』。待望のななせメイン。例の先生が後々重要な役割を担うのかと思ったけど、そうでもなかった。しかし自殺、リストカット、援交と要素要素だけ抽出するとつくづくこのシリーズアレだなあ。