ラノベの挿絵を担当する絵師は2種類に大別される

イラストの端っこにサインを入れる絵師と、そうでない絵師だ。


……ってまあ、ラノベの挿絵に限らず画家が作品にサインを入れるのってごく当たり前のことなんだろうけど。ラノベに関しては、昔はわりと見かけたけど最近はそうでもなくなったよなーと思ったので。サイン入れる人ってなんとなく、あんまりアニメアニメしてない絵柄の人が多い印象を受けてたんだけど、何か関係があるのかしら。あとアナログ人口が減っていわゆる「原画」を自分のものだと証明する必要性が、とか。


一部の人のは読み始めた頃はそれがサインだと分からず、そういう模様かなんかだと思ってました。

羽住都:「いかづちの剣」(スニーカー文庫/1998)より

かのえゆうし:「電脳羊倶楽部」(スニーカー文庫/1997)より

和月伸宏:「るろうに剣心」(ジャンプJ-BOOKS/1996)より

鈴木理華:「月王」(富士見ファンタジア文庫/1996)より

米田仁士:「はじまりの骨の物語」(富士見ファンタジア文庫/1993)より

草なぎ琢仁:「妖魔アモル 翡翠の魔身変」(富士見ファンタジア文庫/1993)より

いのまたむつみ:「小説ドラゴンクエスト」(エニックス文庫/1991)より

天野喜孝:「リュカオーン」(富士見ファンタジア文庫/1990)より

末弥純:「雷の娘シェクティ」(富士見ファンタジア文庫/1989)より

美樹本晴彦:「由麻くん、松葉くずしにはまだ早い!」(スニーカー文庫/1988)より

出渕裕:「若き竜王の伝説」(ソノラマ文庫/1985)より


(スキャナがうんともすんとも言わないのでケータイのカメラで失礼)


一部サインかどうか微妙なものも……。特に末弥純草なぎ琢仁あたりはその作品の中ではだいたいどのイラストにも描かれてたけど、(サインだとして)本人も認識できるか怪しいレベル。


ちなみに、自分が所持している中では2000年の「暁の女神ヤクシー」(イラストはいのまたむつみ)が最も新しいものでした。