よつばと!(9)/あずまきよひこ
- 「がまんして!おなかぺこぺこでもがまんして!」のところとかジュラルミン大地に立つのシーンとか、シュールな笑いの取り方が目についた。
- パジャマ姿のとーちゃんが女に見える。が、起きぬけによつばとイチャイチャしてるシーンはやっぱり男親だよなあ。ていうかあそこだけ妙に性的な匂いを感じた。なぜだ。
- とーちゃんのコーヒーメーカーに対するよつばの「おもちゃかったおとななのに」という評が正し過ぎる。
- これからの季節、忘年会では「はっけよーい……のこった!」が流行るんだろうな。コミケ後のOFF会とかでも。
- 「おまえ普段何食ってんの?こおろぎ?」は相手との間合いを完全に分かってなきゃ出てこない台詞だ。
- ああ「心のシートベルト忘れる」ってそういう……
- 「ふーかがよつばんちによめにくればいいでしょ!」はコラだったのか。実際この巻で嫁指数が上がったのはあさぎ。
- 美人三姉妹が家に来て嫁の真似事をしてても動じないとーちゃんはやっぱりホモなの?
- この巻のハイライトは気球。よつばが真上の気球を見上げるシーンは臨場感たっぷり。小はコーヒーメーカーから大は気球まで、「もの」に対する拘りを感じる作品だよなあ。女性作家がやたら部屋のインテリアの描写に凝るような。森薫とか近い?どうだろう。
- あさぎ達が誘いに来たシーンで、とーちゃんはよつばの年齢なりの限界を分かってるんだなーと思った。自分がホストならいいけどゲストだとわりと遠慮するよね。
- 前のページまではしゃいでたのにふと我に返る大人たち、気球が来てももう見向きもせず別の遊びに興じているよつばには一抹の寂しさを感じる。