2008-12-15 鮎師/夢枕獏/文春文庫 読了 一匹の巨大な鮎を求めて仕事も女房も犠牲にした二人の男の話。これ、講談社のなんかの雑誌に4年ほど連載していたのをまとめたものらしいんだけど、あの夢枕獏がそれだけの時間をかけたとは思えないほど、空中分解もせず、話に一本筋が通っていた。文体はテンプレをあまり使わず、比較的落ち着いているように思えた。