まぶらほ〜ノー・ガール・ノー・クライ〜/築地俊彦/富士見ファンタジア文庫

まぶらほ―ノー・ガール・ノー・クライ (富士見ファンタジア文庫)


富士見におけるスレイヤーズオーフェン世代からはあんまり好かれてない印象のある作品。ご多分に漏れず自分もこれまで触れてこなかった。同作者のデビュー作『ライトセイバーズ』は読んでて結構面白かったような気もするけど、あんまり印象に残っていない。


魔法がより多く使える方が偉い世界で、主人公は一生涯にたった8回しか使えない落ちこぼれ。しかし彼の先祖は偉大な魔法使いが多く、その遺伝子を狙って三人の美少女が現れる。


富士見のお約束通りのシリアスな長編及びギャグの短編、に加えて番外編があるらしい。これは長編にして文庫第一作。でもドラマガ誌上で開催された龍皇杯から始まるメインストリームは短編の方らしい。


内容の方は『フルメタ』の2割減くらいのミリタリー度で、それはいいんだけどあんまり魔法云々の設定の広がりを感じさせなかった。