必殺お捜し人(4) 霊童の系譜/小林めぐみ/富士見ファンタジア文庫

霊童の系譜―必殺お捜し人〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)


ウィルはエドの仕事の都合で片田舎を飛び出し、大都市ゼフィッツィへ。スポンサーであるシンシア・ラズボーンに呼び出されたウィルは、そこで家出してきたマギー、バズと再会する。驚くウィルを尻目に、シンシアが依頼したのは外国の宗教の後継者を捜すことだった。


この巻から舞台はのどかなヨルカ村から大都市ゼフィッツィへ。国一番の大金持ちシンシア・ラズボーンが何かと関わってくることで、お話もスケールアップしてくる。


面白かったのはマギーと猪突猛進のリアルモンク・テッセンの掛け合い。ウィルは適当に受け流すし、バズはあんなだしで、マギーが対等に口喧嘩できるのはテッセンくらいだったなー。そりゃバズも危機感覚えるわ。


元ネタはチベット仏教パンチェン・ラマ11世問題。