氷室冴子先生、死去

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000075-mai-soci
http://www.asahi.com/obituaries/update/0606/TKY200806060232.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080606-OYT1T00605.htm


多分直撃世代はもうちょっと上の人たちだと思うんですけど、私が中学の時点(90年代半ば)でもまだ『ジャパネスク』が女子に人気だったのがおぼろげながら記憶に残っています。私自身は遅ればせながら、ちょうど去年の秋頃から読み始めているところでした(中学の頃に読んだかもしれないけど、どうも記憶が曖昧で……)。20年以上経過してもなお新鮮さに溢れている作品ばかりで、ただただ凄いなあ、と思うばかり。

775 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2008/06/07(土) 00:18:44 ID:JfjGCEwF
銀金11巻以降の足跡(コバルトの号数とか間違ってるかもしれない。


1996年01月 銀の海金の大地11巻刊行
1997年10月 銀の海金の大地イラスト集刊行 短編「羽衣の姫」
1997年12月 白泉社「プータオ」1998年1月号 インタビュー
1998年05月 朝日新聞社「少女物語」に短編「あひるの王様」
1998年07月 ぶんか社「ホラーウェイヴ01」にエッセイ「電話魔の真実」
1999年03月 コバルト4月号 ジャパネスク特集 インタビュー
1999年04月 新装版ジャパネスク刊行 手直し、あとがき
1999年06月 鳥取県総合情報雑誌「鳥取NOW」の42号にエッセイ?「とっとり花回廊
1999年11月 新井 素子「近頃、気になりません?」に巻末エッセイ
1999年12月 「週刊朝日百科世界の文学21」に沙本毘古の乱について記事「兄妹の恋と絆」
2000年09月 宮台 真司「援交から革命へ 多面的解説集」にコメント
2000年11月 コバルト12月号 舞台「ざ・ちぇんじ!」舞台裏見学記事
2001年05月 コバルト6月号 氷室冴子特集 斎宮博物館の学芸員の方と対談
2001年06月 新装版クララ白書刊行 手直し
2004年05月 (ジャパネスク人妻編漫画化再開)
2005年01月 コバルト2月号 平安王朝小説特集「月の輝く夜に」加筆再録、コメント
2007年10月 (よしながふみ対談集「あのひととここだけのおしゃべり」
       よしなが氏×萩尾望都氏との対談に話題の背景として記述あり)
2008年6月6日 逝去


いつから闘病されていたのだろう。
亡くなられたなんて信じたくないけど本当なんですね。
悲しい。惜しい。さびしい。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1203774227/


しかし、mixiとか覗いてみても反応してる人の数が凄いな……。こんな形で往年の人気を知りたくはなかった。できれば、リアルタイムで新刊が発売される時に立ち会いたかった。


ご冥福をお祈りします。


クララ白書』『アグネス白書』は、『マリみて』のご先祖様、と言われる女子高での寄宿舎生活を描いた作品。実際、一部登場人物の設定などに似通ったところが見られます。『マリみて』ほど百合百合はしてませんが。『シンデレラ迷宮』は、桜庭一樹ブックリストに挙げられていた作品。『白雪姫』『白鳥の湖』『眠れる森の美女』といった物語の登場人物がいる世界に、心に傷を負った主人公が紛れ込むお話。『海がきこえる』は谷川流長門有紀の100冊で挙げていた作品。高知の高校に転校してきたヒロインと主人公の恋愛。スタジオジブリで映画化されたので知っている人も多いでしょう。今でも文庫版がコンビニに置いてあるのを見かけるので、入手難度は低いはず。多分、こういうのは全作品読んでいるようなファンの人が書くものなのでしょうが、まあ現時点で私が読んでいる中ではこんな感じです。これから手を出そうという人の一助になれば。