ヨロヨロ日記。さんの『オーフェン』レビューが面白い

http://d.hatena.ne.jp/mahirorei/searchdiary?word=%2a%5b%a5%aa%a1%bc%a5%d5%a5%a7%a5%f3%5d


ので、みんな読めばいいと思う。自分の感じるあの作品の魅力が分かりやすく言語化されている。『獣』の感想だと

愚か者はいるけど(物語の都合のための)ダメなバカはいない。そんなものにもり上げてもらわなくても、自分の人生を立てるためにオーフェンは自らオーフェン(孤児)と名乗るのです。自分がそうであるために、乱暴な言葉の裏で他人の大切な事を無視しないし、また自分が受け入れられない事があるからこそ、他人が受け入れないことを諦めはしないけれど拒絶はしない主人公。

http://d.hatena.ne.jp/mahirorei/20080328#1206716196


この辺とか、そうそう、とすごい勢いで頷きまくり。多分自分は、この「(物語の都合のための)ダメなバカ」ってのが基本受け入れ難いんだよな。フィクションだからしょうがないという人もいるだろうけど、フィクションだからこそ、その辺ちゃんとしてほしい。そういう意味で秋田作品はキャラクターが安易に否定されることがなく、かといって全肯定されることもなくて、安心する。キャラクター一人一人に対する作者の目線が優しい。秋田作品に敵役はいても悪役はあまりいないっていう人がいるけど、そういうことなんかな。