TBS「情熱大陸」に桜庭一樹出演

作家デビューから9年。まずはジュニア向け小説の人気作家として頭角を現した。

http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/02_24.shtml

28歳で小説家デビュー。ライトノベルと呼ばれる、少年少女向けの小説を二十冊以上書きまくった。
例えば、『赤×ピンク』は格闘技に没頭する少女たちの物語。
「この世の果てみたいな、暗くて恐ろしい場所で。戦いたいの。血を流したいの」
だが、自分の書きたい世界と、十代の少年少女が求める世界は徐々に隔たっていく。
本は、売れなかった。


実際の放映より


ううううううn。まあなんか、色々考えさせられる番組だった。

  • 「これ(『私の男』)はエッセイではないので、私自身のこととは関係ありません」必ずしもそうとは言い切れないとは思うけど、言い切れるのはかっこいい。でも、この人の場合エッセイも面白いのよね。
  • 作家としての不器用さと、読者の目を意識してそれに応えることのできる器用さ、のギャップがこの人の魅力の一つであると思う。後者は、書店めぐりを日課としていて、本を売る現場に頻繁に足を運ぶことにも関係あるんだろうな、なんて。
  • 大量に本を読むこと。それを小説に反映させること。
  • 推定少女』の結末、というか「ライトノベル時代」という言葉で集約されるものに関してはどちらかというと否定的なニュアンスで取り上げられていた気もする。でも、その話の引用元(?)である『野性時代』の特集では富士ミス編集の某氏のこととか、『砂糖菓子』はもっと賛否両論あるだろうと思ってたのに実際は受け入れてくれる人が多くて云々、とかポジティブ要素もあって、うん、まあ、編集意図とかがなー。
  • 執筆の邪魔をするのは止めましょう。普段通りに規則的に執筆に集中できる日が一日も早く戻ってきますように。