異次元騎士カズマ 黄金拍車(3)/王領寺静/角川スニーカー文庫

黄金拍車〈3〉異次元騎士カズマ (角川文庫―スニーカー文庫)


三人目のヒロインっぽい人が登場して、またしても主人公が貞操の危機に遭遇するんだけど、この人の女体の描写は画一的で、あんまり面白みがないかもしんない。ほっそりとした肢体に、くびれた腰に、ふくよかな胸。これが男性作家なら本人の嗜好が反映されてるんだなあと思うところだけど、作者女性だしなあ。そういう美意識があるのか、男はみんなそういうのが好きと思ってるのか。それともおかしいのはヒロインが複数いるなら一人くらい貧乳キャラがいるもんだ、という自分の思考の方か。


つーか、ラ板でもそういう意見出てたけど、基本的に女性キャラにあんまり愛情がないのかな、と思うことも。「骸骨旗トラベル」のマノンの扱いにしても、カズマが次の時代に飛んでヒロインは置いてきぼり、ということにしても。


あと、そろそろ主人公の黄金の右足で一発逆転大作戦は苦しくなってきた気がする。いや、これは黄門様の印籠にけちつけるようなもんで、野暮だとは分かってるんだけど。