シルヴィーとブルーノ/ルイス・キャロル 柳瀬尚紀:訳/ちくま文庫

シルヴィーとブルーノ (ちくま文庫)


某小説家が何かのインタビューで挙げていた(こういう言い方を私がしてる時に指す小説家ってのは大体一人です)一冊。妖精界と現実界を行き来する男を主人公とする話。で、いいんだよなあ……?荒唐無稽な展開、ナンセンスな言葉遊び、なにやら難解っぽい構造が混ざり合って、読んでる間は大分混乱してしまいました。件の作家が影響を受けているか、ということについてはまあ雰囲気的に分からなくもないんだけど、本編を理解できてないのにそういうことを言い出すのは少々アレなので自粛。


ちなみに今回読んだのは「正編」で、別に「完結編」というのがあるらしいけど、これは商業的な形では翻訳されてないみたい(ぐぐると私人の人が訳したものは出てくる)。