デルトラクエスト(1) 沈黙の森/エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵/岩崎書店

デルトラ・クエストI (1) 沈黙の森


放映中のテレビアニメがなんだか面白くなってきたので。オーストラリアで大人気らしい児童書。構成はちょっといじくってあるけど、基本的にはアニメ版は原作通り、なのかな?影の大王からデルトラ王国のピンチを救うために、少年が旅に出る。ジャスミン最強、バルダはヘタレ、リーフはお人好し、といった構図も変わらず。ただ、これは児童書特有のものなのか、この作品特有のものなのか、はたまた向こうの国特有のものなのか、なんだか独特の文法によって話が進んでるようで、やや読みづらい。


世間で言われてるような、ゲーム感覚とか、謎解きとか、子供達に受けてる要素がちょっと理解し辛かったのは、残念といえば残念ではありました。『ハリポタ』とかは、良くも悪くも分かりやすかったんだけどね。いや、面白いは面白いんですけど。


そうそう、奥付見たらイラストレーターのひとが、結構いい位置に並んでてちょっと驚きでした。ライトノベルでは、そもそも名前が載らないことの方が多いような気がするので。児童書ではイラストを重く見てるってことかしらん。それとも岩崎書店だけ?というか、奥付ってこういう項目を載せなきゃいけないっていう形式が厳密に決まってるわけではないのな。