一口に好きな作家と言っても色々あるわけで


尊敬、というのはどっちかというと作り手、こういう風に書けたらなあ、というワナビーとしての憧れ。信頼は、本人の人柄、というのもあるんだけど、まあこの人なら自分の作品もしくはファンを無碍には扱うまい、いう意味での感情。良好な信頼関係を築くには長い付き合い、ってことで自然結構な年月追っかけてる人になりますね。共感、は、まあ自分がオタクなんで、そういう点で自分と似通った感性を持ってたり、同時代(≠同世代)を過ごしたんだなーってことが伝わってくる、そういう人。こっぱずかしいくらいに自分をさらけ出してる方が、親しみが湧くといえば湧きます。そういう人ほど応援したくなりますね。でも、距離が近すぎると同属嫌悪で目も当てられなくなることもあるので、注意が必要。んで、最後。得体が知れない、というのはその人がどういうことを考えて作品を作ってるのか理解できない、理解できないから解明することが作品を読む動機になっている、というような人たちです。その場合、本人に興味があるかどうかってのはあんまり重要じゃなくて、作品自体が不可解。桜庭一樹とか、20冊くらい読んでいまだに向こう岸の存在だったりします。


ここら辺を読み間違えると自分が所有するべきでない作品を買っちゃったりして、本を不幸にしたりする。