パロディがオリジナルに変わっていく瞬間

魔法陣グルグル」に、「スレイヤーズ」に、「BASTARD!!」に、「新世紀エヴァンゲリオン」に、「機動戦艦ナデシコ」。私が好きな作品は、パロディが作品内で重要な位置を占めていることが多いんですが、物語が終盤に近くなるにつれ、それらは自然オリジナル以外の何物でもなくなっていく。しかし、それはパロディ物として楽しんでいた人間が離れていくことにも繋がる。そうした人たちとの齟齬が、時々ちょっと寂しい。


パロディであることが物語的に意味があった、という点では「ナデシコ」は優秀だったかもしんない。