暗記はオタの必須科目

とにかく、オタクは暗記することが好きです。特に中高生の頃は、好きなものの項目を暗記して内外にアピールすることに変な情熱を傾けます。「スレイヤーズ」の洗礼を受けた人は10年経っても「竜破斬」の呪文をそらで言えるし、「BASTARD!!」が好きなら「七鍵守護神」、中には「死黒核爆裂地獄」までいける人もいる。方向性は全然違うけれど、ガンダムオタはMSの型番と名称を一致させ、野球オタはデータブックを読み漁り、もうちょっと一般的というか、TV番組に出てくるようなのだと円周率を何千桁すらすら諳んじる。


で、今の10代の子たちにとって、そういう若気の至り(これもあんまり好きな言葉じゃないけど)って何なのかなーとちょっと気になりました。野球や円周率はまあ今も昔もそう変わらないだろうけど。ポケモンが全部言えるとか?それもなんだか一般的過ぎる。ネギまキャラ32人顔と名前が一致する?基礎教養という気がしなくもない。戯言辺りの台詞でなんかありそう。あるいは月姫二十七祖を全部言えるとか。あ、それっぽい。


……あー、でも、ただ暗唱するより、もうちょっとヲタ芸的なアレというか、必殺技の名前を叫ぶようなのを私は望んでるのかもしれない。そういうのって何かないのかな。いや、竜破斬の呪文を暗唱することが芸になるかどうかはともかく。