トップをねらえ2! #2「「お姉さまなんかになりたくない」

トップをねらえ2! (2) [DVD]


世界観の説明と、フラタニティ及びトップレスが置かれてる現状。特殊組織の若者が出張ってくることに対する正規軍のおっさん連中の苛立ち、縄張り争い。なんかこう書き出してみると割とオーソッドクスな話ですね。


今回からOPが入りました。歌ってるのはROUND TABLE feat. Nino。OP、ED共に似たような、女の子女の子したポップな曲調なのはどうかとも思ったけど、まあこの人らはちょびっツからサヴァイヴからうででんまで好きなので降参。映像が1話と2話を編集したものなのは、時間が足りなかったからかこれからも作るつもりがないのか。つい最近も、ジンキのOPが完成する前はその週のダイジェストで非難浴びたけど、せめて前回までの映像だけ使ってほしい……


作画、演出は相変わらず良好良好。かっこよかったのは、バスターマシンを艦橋で召還するところ。やっぱり、何度も見返したいと思わせるような見せ場があると求心力強いよね。


話の方も色々動き出した模様。とりあえず、トップレスの能力は歳をとるといつしか消えてしまう、ってこととノノが×××だってことがポイントか。まー思春期の男の子女の子と特殊技能って組み合わせ自体はフリクリでもエヴァでもやったし、正直またかと思わなくもないんだけど、そこにノノの秘密が絡まることによってどういう方向に持ってくのかー、ってのが楽しみ。


http://d.hatena.ne.jp/Hellbaby/20050222


ここらへんの感想は納得いきました。演出やキャラデザはフリクリそのものだけど、なんだかんだで話はトップなんじゃないかな。

AIR #7「ゆめ〜Dream〜」

Dream編終了。往人がバス停で子供たちに教えを乞いながら頑張るシーンはじーんときた。これまで佳乃、美凪シナリオと並行してちょっとずつ観鈴の話も進めてたこともあって、その2人のシナリオで感じたような展開の速さはほとんど感じず、今までで一番集中して見ることが出来ました。原作だと完全にファンタジーというか、どういうものか具体的に分からなかった翼人の呪いも、映像化に当たって武士の亡霊のようなものが往人に斬りつけるというシーンをつけ加えることにより、多少は分かりやすくなったのではないかと思います。往人が消えるところはちょっとあっさりし過ぎの気もしなくはないけど、まあこんなもんかな?Summer編の導入が予告的に最後に少し挿入され、終了。

AIR #8「なつ〜Summer〜」

あー、神奈ってこんな可愛かったっけ?やっぱり動くとキャラの印象変わってくるなあ。これまでだとギャグやるにもあくまで原作準拠だったのが、漫符を使ってみたりと演出がちょっと変わってて、コミカルな表現が楽しかったです。ただ、私はこれまでがこれまでなんであまり気にならなかったけど、展開の速さは予想以上でしたね。このペースだと、来週Bパート丸々裏葉との話?原作では結構後日談っぽかったけど。

ライトノベルの市場規模 電撃文庫4年連続二桁成長

http://scientificclub.edisc.jp/diary/d200502c.html#23_text

で、本来ライトノベルというか「ジュブナイル小説」だよね、このターゲット層が高校生前後という事を考え合わせると、広義のオタク層どころか狭義のオタク層にすら訴えきれていない、ごく狭い層に特化しすぎた薄く頼りない市場実態が浮かび上がってくるわけでして…(^^;


経済的なアレコレとかはちょっと私には分からないので、ちょっと関連するかもしれないししないかもしれない当たり前の話を。やっぱりライトノベルって、中高生以外ではオタクしか読まないと思うんですよ。アニメ、漫画、ゲーム。この3つはオタク以外のいわゆる「一般人」も楽しむかもしれないけど、ライトノベルにはそういう余地はあまりなさそうに見える。何故って、前者の3つはそれぞれが独自のメディアだけど、ライトノベルってのは当然だけど小説の一形態でしかないから。オタクじゃない普通の大人が、無数の小説から、わざわざアニメ絵つきのライトノベルをとる意味がない。そしてそれは大部分のオタクに関しても同様。アニメも漫画も「卒業」しない、でもライトノベルはとうの昔に卒業しました。だって一般小説読めばいいじゃん、って人は多い。SFもミステリーもファンタジーも、ライトノベルで読まなくていい。だから、ラノベ好きっていう人種は相当の好き者と考えていいでしょう。成長してる電撃で、というか現在のライトノベルで間違いなく最も売れてる作品の一つである「キノの旅」でさえシリーズ累計270万部、1冊辺り34万部だということを考えると、規模の小ささが伺えるというもの。


http://kusanoyakata.com/mt/archives/000150.html


で、結局何が言いたいかというと、ライトノベルが現時点ではこういう一部中高生+オタクに向けた小説の一形態でしかない以上、市場規模も相応のものだと考えるしかないのかなあ、と。それもこれも、大勢の人に「これだ!」と説明できるラノベの魅力ってのがよく分からないというのもあるんでしょうが。「あなたが思うものが(ry」じゃないけどさ。作品単体で裾野を色々広げていってもらうしかないのか。


・現在のライトノベルは、スレイヤーズが売れていた全盛期の頃の60%の市場規模しかない
http://d.hatena.ne.jp/mashco/20050225#1109295112


ちょくちょく出る話ではあるけど、やっぱりそりゃそうか。あかほりさとるか誰かが「刷れば売れる時代だった」なんて言ってましたし。根拠も何もないけど刊行数がそんなに変わったとは思えないので、シリーズ毎の売上げの問題?萌えラノベの氾濫?私が通ってた中学では、「ゴクドーくん」「天使なんかじゃない」辺りはかなりの人が読んでたと思いますが、今はその辺どうなんだろ。みんなが読んでるようなシリーズってあるんだろうか。まー漫画でもゲームでも市場規模の縮小なんてのは叫ばれてることで、ラノベだけに限った話じゃないんでしょうが。



ƒ‚ƒmƒOƒ‰ƒtより
http://www6.ocn.ne.jp/~katoyuu/より

GDH、「マルドゥック・スクランブル」を革新的な3DCGキャラでアニメ化

http://www.gdh.co.jp/news/20050224.html
GONZOか……同じハヤカワの「雪風」もそうでしたね。「巌窟王」で個人的にちょっと株が上がりつつありますが、どうなることやら。脚本は冲方丁本人。

今回監督を務めるソエジマ ヤスフミは、ANIMATRIX制作や巌窟王デジタル・ディレクションなどを手がけ、3DCG技術を使用したアニメ制作に定評があります。今回は初の試みとして3DCGによる人物描写を使用した作品作りを行います。

うーん……やっぱりなんか勘違いしてるような気がする。3巻のカジノシーンとかどうなんのかなあ。普通にドンパチばっかになるんだろうか。まあ原作はそういうものを求める作品ではなかったとはいえ、期待してたドンパチが足りなかったのは事実なので、そこをアニメで補ってくれるなら、それはそれで。それならテーマも色々変えるべきかもしれんけど。つーか

マルドゥック・スクランブル」は、若手SF作家、冲方 丁原作作品で、2003年に日本SF大賞を受賞し、これまでに全3巻累積16万部を販売する人気小説です。

予想以上に売れてないなあ……1巻5万部って、ラノベで言えば中堅クラスじゃなかろうか。Dクラッカーズが確か全10巻で50万部だった筈なので。そら冲方も漫画原作にアニメ脚本に色々やりたがるわって話か。



http://www.moonphase.cc/より