2007-12-14から1日間の記事一覧
正直な話、自分にはまだ早かったかもしれない。
ラクシからカリスウェン、キリからマンレイド、マンレイドからカリスウェン、そしてティーエとレイトリン……。なんだか、人間関係が複雑になってきたなあ。十侯家の関係の把握だけでも苦労するのに、あっちでもこっちでも色気づきやがって。ぺっ。 ちなみに、…
短編集。表題作始め、「とっとべとら子」「祭りの晩」「なめとこ山の熊」「土神ときつね」「気のいい火山弾」「化物丁場」「ガドルフの百合」「マグノリアの木」などを収録。 「風の又三郎」が眉村卓「なぞの転校生」を経由して現代学園異能などでライトノベ…
二十歳の男は、観念で発情する。四十歳の男は皮膚の表面で発情する。しかし三十男には輪郭だけになった女が、一番危険なのだ 欠けて困るものなど、何一つありはしない。幻の煉瓦を隙間だらけにつみあげた、幻の塔だ。もっとも、欠けて困るようなものばかりだ…
とうとう舞台は太陽系を遠く離れ、地球の人達は番外編扱い。スペオペ風「卒業」。特徴的なのは、花嫁を攫ってからが見せ場、ということでしょうか。アバルト・ハウザー艦長におかれましては、悪い女に引っかかったようで、ご愁傷さまです。でもシモーヌは可…
ラスト直前。怒涛のように事態は展開していく。初登場の由良姫のイラストが、気合入りまくりで可愛らしい。後藤星のイラストは、全体的に好み。
最終巻。多分編集の人が書いたのであろう粗筋ではあくまで「編・完結!」となっている辺りに、未練を感じなくもありません。あとがきでは「これからまた、面白いエピソードを元に、いろいろ想像してみようと思います。いつかお目にかけられる日を心から願っ…
家が貧しくて高利貸しの妾になった娘がヒロインなのに、あんまり色っぽい雰囲気にはならず、あくまで上品。高利貸しにその妻、妾の娘にその父親、妾に想いを寄せる学生といった人たちの人間模様。
ショートショート集。「アフターサービス」「おそるべき事態」「ひとつの装置」「すばらしい星」「ごきげん保険」あたりがよかった。 エヌ氏は心のすみで、性的な力が高まっていることを、ひそかに期待していた。だが、そのようなけはいは、自分でも感じなか…