2007-11-27から1日間の記事一覧

魔王伝(1)〜(3)/菊地秀行/祥伝社ノン・ノベル

変わったヒーローなんぞゴロゴロしているご時世です。ニヒルだの、女に弱いだの程度じゃ一発でつまらないと言われてしまいます。 そのかわり、ジュブナイルの経験から言って、ここさえ乗り切れば、つまり、読者が容易に感情移入できるヒーローさえ造形できれ…

ねらわれた学園/眉村卓/角川文庫

表題作と、「0からきた敵」を収録。表紙は、実写映画で主演を務めた薬師丸ひろ子のどアップ。『タイム・リープ』のアレは、この頃からの角川の伝統だったのだなあ。小説を売るための映画。映画を売るための小説。アニメを売るための小説。小説を売るためのア…

風の大陸 第九部 天命の時/竹河聖/富士見ファンタジア文庫

アステ・カイデ編の序章、というよりアドリエ編の終章。しかし結局マレシアーナ様は特にお咎めなしかい。小悪党に相応しいラストを飾るなりなんなりしてほしかった。

なんて素敵にジャパネスク(4) 不倫編/氷室冴子/集英社コバルト文庫

瑠璃姫が、明らかに不倫の二文字にぐらいついてるのが、見てて楽しい。男の目から見て、ああいう言動が嫌な感じにならないようにするのも、やっぱり作者の腕の見せどころ、という奴でしょうか。高彬に同情する気持ちは、あるにはあるんですけどねー。 そうい…

ウルフガイシリーズ(1) 狼の紋章/平井和正/徳間書店

ちょっと表現が直截的過ぎるかな、という気はした。 巻末に角川春樹が解説を書いていてびびる。

友達・棒になった男/安部公房/新潮文庫

『友達』『棒になった男』『榎本武揚』の3編の戯曲を収録。正直言って、よく分からなかった。 ちょっぴり、種なんかまいたって、烏の数の方がずっと多いんだよ。責任というのは、まいた種を刈りとることなんだ。忠義でも、種まきでもいいけど、自分の思想に…

月と貴女に花束を(3) 鬼神猛襲/志村一矢/電撃文庫

何がつまらないと言って、アクション描写がつまらない。

トライガンマキシマム(13)/内藤泰弘

ホモとオカマが、既に人間離れしてるとかいうレベルじゃないがなこれ。延々と続くバトルバトルバトル。

ヒャッコ(2)/カトウハルアキ

なんで虎子主人公のハーレム漫画みたいになってんだ。でも、女の子の仲良しさ加減が適当なレベルで、これはこれでよし。 なんで虎子主人公のハーレム漫画みたいになってんだ。でも、女の子の仲良しさ加減が適当なレベルで、これはこれでよし。

GUNSLINGER GIRL(9)/相田裕

一期生レギュラー、事実上の初の殉死。と言っても、設定からすればむしろ来るべきものがようやく来たか、という感じ。

○本の住人(2)/kashmir

萌え4コマの定番ネタとこの作者の人独特の味が化学反応を起こして、これはこれで、と思えるようになってきた。