ジュエルペット サンシャイン #1、2「イルカ先生がやって来たイェイッ!」他

  • 三期目。「てぃんくる」からスタッフ一新、がらっと趣を変えて昭和風ギャグ路線に。監督:稲垣隆行。シリーズ構成:柿原優子。人間キャラデザ:藤田まり子。ジュエルランドで、人間とペットが特に区別されず魔法学校に通っているという設定。「クロマティ高校」って声も聞かれるけど、どっちかっていうと「きんぎょ注意報」じゃねえかなこれ。「マイメロ」については、あっちの「カオス」ってもうちょっとシュールな感じで、ハイテンションなノリで突っ走るって風ではなかったので、これとは違うかな……
  • パートナー関係シャッフルとか、意図的に「2年目」をやってるっぽい感じがするなー。いかにも女児向けアニメ主人公っぽい造形のひなたちゃんでなく、KANONCHANがルビーのパートナーになってるのもその一環か。2話では、ひなたちゃんのほうが一足お先にルビー離れしてたり。おかげで「てぃんくる」を引きずらず、すーっと作品に入っていくことができた。これほどスムーズに路線転換を図ることができた長寿番組ってのも珍しいんじゃなかろうか。サフィーが実験オタクだったりとか、ガーネットがQOP(ではないけど)を目指してたりとか、ちょこちょこ「てぃんくる」から継承したネタか?と思わせるような部分も素直に楽しいと思える。
  • 自分は「てぃんくる」においてもペットはなくてはならないものだと思ってたけど(君らは最終回の「わたしのルビー!」というあかりちゃんの言葉が届かなかったのか!)、にしてもこちらのほうがペットを物量的に前面に押し出してるのは間違いない。が、人間キャラもなかなか魅力ある面子が揃っている。「てぃんくる」ではカトちゃんとヒルデを演じていた松嵜麗のKANONCHANは「キルミン」の同名吸血鬼同様お間抜け高飛車美少女黒スト属性つきで、でも時々優しくて、という感じのツボを心得たキャラで、人気でそう。
  • ジュエリーナ様は舞茸秋子こと皆口裕子に。こういう路線なら、あの演技に裏に見える感情が見えてこない当たりかも。そういえば動物番組のナレーションとかたまにやってるしね。このテンションで高梁碧ってのも観たくなかったといえば嘘になるけど。
  • ペット視点だとローアングル多めなのは相変わらずっつーか、まあ、そうなるか。
  • バンクでいちいち月の地面にジュエルストーンーを叩きつける辺りジュ様は月の女神かなんかなのだろうか。
  • その内ありそうなのはイルカ先生付きの黒子が喋りだす回とKANONCHANの取り巻きのツインテが「KANONうざいよねー」とか言い出す回。
  • わりと作画アニメ
  • てぃんくるDVDブックのCMやってたけどそれ4巻以降は発売中止じゃないですかーやだー。